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「今ここ」と叫ぶ身体

2017年02月27日 09:00

月末の金曜日は早く退社する・・・・・みたいな事が。
これはどうしても、大昔にありましたね、たしか「花金」花の金曜日という今振り返って思えば、ちょっと気持ち悪い名称、あれを思い出してしまいます、まさか作為的にもう一度あの勢い任せの散財を高揚感の中で、とか言う事ではないとは思うのですが、まあ何を煽ってるのかなとは思わないでもない。
そういえば花金が周知された直後には「花木」花の木曜日とか言うのも登場しましたが、今週もあと金曜日一日頑張れば終わりだから、木曜日はパーっとはじけちゃえ、的な。
バブルの頃の話ですよね、こういうの・・・・・・最近はCMでも、お笑いでも、ニュースでも、ちょっとしたカルチャー?でも、なにかバブルの頃の気持ち悪い華やかさや勢いをもう一度的な煽りを感じないでもない、です。
僕自身はバブルの頃を思いだす時、まず最初に立ち現れて来る感情は嫌悪感なので、これは自分に対するやっちまった感という事ですが、ちょっとこの雰囲気には違和感を覚えなくもない。
バブルの頃の自分の経験を高揚感と共に語る身振りにも、なんとなく違和感を感じますし。
「バブルの頃はよぅ」・・・・・などという、なぜか自慢話のように物語られたりもしますが、どうなのかな、誇張された物語りである場合も、ない事もなくて、きらびやかな中に潜むイタさ、万能感に塗りつぶされた幼児性や残念さ、今もし当時を目の辺りにしたとしたらドン引き間違いなしっ・・・・・・これは僕の個人的な想いでしかありませんが、でも多くの人々は普通に生活してましたよ、バブルとか言ったってそんなに実感なかったし、だから、一つにはナルシシックな後付けファンタジーでもあるのでしょうしね。
バブル崩壊以降の10年間は「失われた10年」と言われていましたね。
僕の個人的な経験やイメージですが、そして自分自身に対する戒めですが、あの時代というのは無知の中で「今ここ」を叫び続けた時代・・・・身体性でしかなかった時代、それに比べて明らかに成熟の進んだ思慮深い今の時代、僕は今の時代の方がしっくりくるのですけどね。

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