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「共感」以前にあるべきもの

2015年08月29日 20:29

倫太郎先生も言ってました「共感のテクニックをもっと磨きましょう」みたいなこと、この言葉は正しいと思うんですね、共感ってテクニックなんですね。
「そうなんですね~、お辛かったですね~」って言われた時に「こいつほんとにそう思ってんのか?」って思っちゃうことだってあるでしょうし。
逆に、安堵感を得すぎて、その人を弱くしてしまう事だってあるでしょうし。
だから共感というテクニックをベースにするのではなくて、なんていうか、辛くても勇気を振り絞って自分と向き合おうとする姿勢(なっかなかできることじゃありません、すごいことです)に対する、リスペクト。
これなんじゃないのかな、と思います。
こういうのは、語っているその人を前にすれば自然に湧き上がってくるべきだし、そうなると一人の個性として当然尊重して敬意も払うしね。
そうなると共感は意識しなくても自然とやっちゃうんじゃないのかな。
いい事も悪い事もひっくるめて、自分の事を話す、強い自分や弱い自分、色々な自分が出てきてもそれと向き合う、同情を買うためなどではなく、改善の為に。
もうそのことだけで「敬意・リスペクト」に十分値するすごい事です。

・・・敬意とか尊重って人と対等な関係を持つ時の基本ですよね。
共感と同情や慰めは別のものですね、同情や慰めは上下関係が出来ちゃうこともありますし。


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