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「変わらなきゃいけない」と念じない
2016年06月22日 20:28不調の中にいる時とか、人間関係でつまづいた時とか、他にも色々な理由から「変わらなきゃいけない」と思う事があります。
悩んでいる時、葛藤や挫折のさ中にある時の常套句ですからね「さあ、変わりましょう」みたいなのは・・・・だから無条件にそう思い込んでしまいますよね。
でも考えてみれば、変わるというのは、大きなエネルギーが必要ですし、というかそういう時のエネルギーってけっこう空回りする事もありますし、暗示かけて、後でシワ寄せとかも。
覚悟も必要だったり、変わるって事は今までの自分ではいられなくなる訳ですしね、僕ならちょっと腰が引けるでしょうか。
だからやっぱり、いきなり180度変わろうとするには、なんと言ったらいいのか、外圧とか、人工的な力とか、なにかそういったようなものが必要で、その方法が合っている人もいるのだろうけど、でもそれだけが変わる方法かと言うと、やっぱり合う合わないというのはある訳で、と言いますか、合わない人って結構いるんじゃないのかな・・・・・と、いつも通り煮え切らない物言いですみません。
変わろうという事を強く意識する中で、いきなり何か有効と思われるものを取り入れてスパッと・・・・・・という事が可能なのかどうなのか僕には分かりませんが。
これ逆に、特に変わろうという事は意識しないで、緊張や不安を収束させながら、目の前に点在している小石をどけられるものから一つづつどけてゆく中で、そしてそれを続けてゆく中で、振り返ったら以前とちょっと違う自分になっていて、前の自分より今の自分の方が少しいいと思う。
こういうのも、人によってはいいと思うんですけどね。
「変わらなきゃいけない」という思いから一気に変わろうとする時、そこには以前の自分とこれからの自分の間に切断個所が出来てしまいますね、以前の自分はいなくなるのですから「変身、とぉぉぉっ」って昔の仮面ライダーかっ、あ、すいません、ちょっと変身のイメージが湧き上がってしまいました・・・・・。
振り返ったら以前の自分とちょっと違う自分になっていた、と思えた時、そこにあるのはグラデーション状に連続性のある自分でしょうか、なんでしょうこれ、フツーに言って、成長みたいなものなんですかね。
「変わらなきゃいけない」と念じない中で、自然に緊張や不安を除去しながら、目の前の小さなことから丁寧に対処してみようかな、と思える精神状態に持ってゆく事、そしてそれを繰り返す事、ひとつうまくいけば楽しいですしね、強迫的にならなくていい訳ですし。
そういうのもありだと思います。
気合い・根性・精神力・理論・悲壮感・集中・覚悟「変わらなきゃいけない」と言うのは、二の足踏んでしまう時もあるんじゃないでしょうか。
なんかすっごい負荷がかかりそうだし、失敗したら二度とやりたくなくなる様な気もします、僕だったら。
緊張や不安を除去したただけで、自ら動きだされる方もいらっしゃいますしね。
まあ、あれですね、一気に180度変身というのもありなのでしょうし、特に意識しない中で、まずは精神状態を落ち着けて、一つ一つじっくりと対処してゆくという経験を無理なく積み重ねるというのもありなのだと思います。
一つ言い忘れていました、いずれにしても、変わる事を人から迫られるというのは、ちょっと厳しいように思います。
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