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「変わらなくちゃいけない」という自己否定
2016年08月03日 09:34「変わらくちゃいけない」で、気合いと根性で理論を叩き込んで行動して、ゴリゴリ変容を遂げてゆく人を・・・・・僕は見た事はありません。
特殊な状況下、自分と真摯に向き合った中で、普通はなかなかできないであろう努力を忍耐強く重ね続ける人というのは極わずかですが知っています。
やっぱり難しいのは「変わらなくちゃいけない」と思うという事は「今の自分はダメ」という事に直結する訳で、そんなような自分に対しての全否定みたいな事は、自分の根底の部分からすると、ちょっと納得いかなかったりもするんじゃないでしょうか・・・・そうですね、これだとちょっと自分の根本がかわいそうなような気がします。
頭では否定しても、自分の奥の方の情緒的な部分では「いやいや、うーん、しかしまあ、ちょっと、うーん・・・・・・・」全然納得できてなかったりとか、だから「変わらなくちゃいけない」のに変われないジレンマとかおきますよね、だいたいが本当に変わるべきなのかどうか、という見方もありますしーー変われば変わるほど変わらない、といったコトワザだってありますし、まあ、今は文脈が違いますけどーー。
すいません、話が逸れました・・・・・・・
得てして「変わらなくちゃいけない」という時って、今の自分の全てを否定して、その否定感を「こんなダメな自分なんか」という怒りに変えて、それを推進力にしようとする場合もあるようにも思います。
もちろん、今の環境に上手に適応できていない自分、という思いからである場合もない事もないのかもしれませんが、そして適応できていなければ、当然考え方はネガティブに振れますから、そうなると本来は自分の長所である部分も反転して短所と誤認してしまうこともあります。
どうしても、必要に迫られて「変わらなくちゃいけない」という事であるなら、その時はまずは本来的な自分の長所を再確認して、そこの部分には自尊心と肯定感で接しつつ、足りない部分を少しずつ補おうとするのか、または長所を変形拡大させて短所と思しき部分に浸潤させるのか。
そういう形で肯定感の中でやっていくのもいいと思うんですけどね。
変われた様に思えたた時って、ポテンシャルを発揮できるようになった時であったりもしますし。
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