あなたは大切な依存対象

本来は理解者であるべき身近な人物。
たまには優しい時もあるけれど、攻撃的な態度をとってくる場合も多い。
平気で人を踏みにじる、蔑んだり、貶めたり、理不尽な屁理屈こねまくって自分が勝ったと思うまでそれはもうしつこい。
何をするにも気分次第で、イライラしている時などは、もう本当に、大した理由もなく人を攻撃する事で自分のストレスを解消しているとしか思えない。
こんな事ばかり続くので、たまに見せる優しさも信用できないようにも感じてきてしまうし、いい時も悪い時も、ただその時の気分によってわがまま放題なだけなんじゃないだろうかと。

こういうのはね、やられている方にとってみると、もうたまったもんじゃない、鬱屈したものが溜っていく一方です。
しかし、その人にとってみると、あなたは非常に大切な依存対象、ということですね。
わがまま放題、やりたい放題、むき出しの自分をぶつけても、受け止めてくれる人、という意味で。
だから、口ではなんと言っているとしても、心の奥底ではとても居心地がよく感じているのでしょうし、既にそのような回路が出来上がってしまっている今、あなたなしで、その人はどのようにして自分を保つかということすら、危ういのではないでしょうか。
その人にとってあなたは、むき出しの自分を受け止めてくれる大切な人なのですから。
どんな人にとっても、むき出しの自分とは陽性の感情だけではできていませんね、当然陰性の感情もあります。
子供の時って、お母さんに対して、やりたい放題、わがまま言いたい放題の時期ってあるでしょ、ああいったーーむき出しのーー感じ。
物心つく以前のような心性にも通じるものもあるのかもしれません。
たまには、お母さんに厳しくしつけられた経験も思いださせてあげた方がいいですね。
相手のペースに乗らないように、作戦立てて、よ～くかみ砕いて言い聞かせてあげないといけません。
そしていつか気付いてもらえれば、またあなたを優しく包み込んでくれる人に戻ってくれる可能性もないことはないとも思います。
知り合った当初のように。
その人にとって、あなたは大切な依存対象や執着の対象である事には違いないのですから。
あくまでも、一定の領域までですが、これは有効だと思います。