神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


いつか振り返った時

2016年03月04日 21:05

精神的不調に陥っている時、元気な人からの慰めや励ましというのは、もし仮にありがたいと思う気持ちが頭のどこかにあったとしても、それを素直に感謝として表現できるかというと、必ずしもそうとは限らないですね。
一応感謝を述べて、あとで捉えどころのないような想いに苛まれる、という事は人によってはあるでしょうけど。
相手の想いに感謝できない自分、というものに意識がいってしまって、余計に自虐的なってしまう事もあります。
やっぱりね、精神的な事は、なった事のある人じゃないと、ほんとのところはわからないですからね。                                                                           

外見からパッと見ただけでは、精神的なものって見えなかったりもしますしね、だから「あら、元気そうだね」とか言われてしまったりもして、余計しんどくもなります。

「あぁ、心が折れた、そして燃え尽きた・・・、もう動くのヤダ」というのと、体が動かない鬱状態とは全然違いますし、「あぁ、もうっ、パニックだっ」とあたふたテンパるのと、PANIC DISORDERも全然違いますしね。
強迫も不安も、他の心身の症状だってそうですよね。
感謝できない自分が悪いんじゃないですよ、そんな余裕は今は一切ないんですから。
いつか振り返った時、あの時はありがたかったと思えるのなら、その時に改めて感謝すればいいのだと思いますよ。

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