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うつ状態

2016年11月21日 19:59

うつ状態の時に、もし病院に行って薬を処方してもらったのだとしたら、それをしっかり服用するというのは勿論大切な事、お医者さんの指示を守って、というのは絶対な訳ですし大前提ですよね。
いろいろに言われているようですが、服用して何も考えない中でゆっくり休養して・・・・・まずはこの何も考えないというミッションがすっごい難しい、ふつうにスパイラルに陥ります、様々な事を想起し、この先の事にも不安と共に想いを巡らせます、答えの出ない中で。
一人で、自分の観念に目を向けるのですから、どうしてもそうならざるをえないのですね、そしてそう言った状態に陥っている自分を感覚した時「自分はメンタルが弱い、だからダメなんだ」とか思ったりもします。
でもこれ、メンタルが弱いからスパイラルに陥っている訳ではなくてですね、メンタルが弱っているからこそ、スパイラルに陥っているのですね。
うつ状態の症状としてスパイラルに陥っている、と言ってもいいでしょうか。
メンタルを弱らせるほど、そしてそれは、これ以上は情動の変化に耐えられないという、自分の精神の奥の方が発したメッセージでもあって、無意識的な領域の判断として、この身体にストップをかけなくてはいけないくらい、今まで無理をして頑張ってきたのかもしれません。
まずはきちんと服用しながら体を休めて・・・・・それは黒い倦怠感が徐々に薄れて、体と頭に少し力が入るようになるまで、という事ですが(頭というのもニュアンス的には脱力しますね)。
その後は少しずつ刺激を、自分にとって有効と思える対人刺激を得ていっていただければと思います。
自分一人で、自分が勝手に病んだということはないと思うんですよね、環境の変化の中でだったり、対人関係やあまりの忙しさの中で調子を崩したんじゃないでしょうか。
対人関係や環境が招いた疲弊を修復するのは、これもやっぱり対人関係という良質な刺激だったりもしますから・・・・・絶対にあせらず、気持ちの波も当然のようにありますから、少しスッキリしたかなと思ったら、次の日はまたオチてしまったりとか、だから、支えられながら、あきらめそうになった時には、その気持ちにさえも理解を示される中で、一歩ずつ、少しずつですね。
・・・・・・通院はしていない場合も同じです、対人関係や環境が招いた疲弊は、良質な対人関係で修復していって下さい。
まだ無理をしても大丈夫なシチュエーション、もう無理をしない方がいいシチュエーションやこれ以上頑張りが効かないように思えるシチュエーション・・・・・判断は難しいとは思うのですが、こういうのは精神力とか根性とか言われる文脈とは別の話ですからね。


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