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さまよい続けるデザイン

2018年05月13日 16:30

神社の鳥居をモチーフにした自動車のフロントマスクという事を思った時、デザインというのはどこを目指すのだろう・・・・・・とか頭をよぎりました。
学生の頃、宇宙戦艦ヤマトに夢中になった時、僕はヤマトよりガミラス星のデスラー総統が乗っている艦のほうが好きだった、あのなんとも言えないヌメッとした感じ、アールヌーボーみたいな刺激、多分これはセクシャリティに対する刺激なのかな、分かりませんけど、ヤマトはカチッとしてましたし、直線的で力強く屹立していて、様式美的な美しさもあった、なんかアールヌーボー対アールデコとか子供ながらに思ったように記憶しています。
そういえばガミラスの人達は皆肌の色が青かったですね、という事はガミラス星の環境はどの場所に行っても全く同じという事なのでしょうか、地球人のようにそれぞれの地域の環境に対応するためのコーカソイド、ネグロイド、モンゴロイド、みたいなのはなかった。
いや話が逸れました、デザイン、デザインは、楽しい方がいい、ワクワクした方がいい、分かりやすい方がいい、分かりやすいものは消費し尽くされればいつか飽きられる、飽きられるから新しいデザインがまた必要になる、それは新たな消費を生む、そうではなくシンプルで機能に徹したものが最上であるという価値観が蔓延してしまったら、新たな商品は生み出されないのかもしれないし、今の大量消費社会は成り立たなくなってしまう、だから流行という名の元に、分かりやすくて気分をよくしてくれるデザイン、これを循環させ続ける事がいいのか、その循環の中にはデコレートに疲れた頃合いを見計らって一時的に提案されるシンプルというスタイルも勿論含まれている。
どんなデザインが楽しいか、ああ、全部乗せ、昔の・・・・・・プリン・ア・ラ・モード的な、デパート最上階の食道のお子様ランチ的な、あとはテーマパーク的なとかショッピングモール的なとか、だから祭りっぽさ、祭りは楽しいですから、高揚感を味わえるし、よくアニメーションで宙に浮いている未来の乗り物みたいなのがありますが、あれも全部乗せ、神社仏閣的なものでデコレートされてところどころ明りで照らされて、よく見ると昔ありがたがられたようなもの達が沢山くっついている、価値を排除してフラットにオブジェ的に、そしてそれは見ていて楽しいしワクワクする、そうか、神輿、神輿的な要素もありますね、そういえば千と千尋の湯やもそんな感じだった。
だから神輿的なデザインとか、全部乗せ的なデザインというのは楽しい、髪型だってありましたね、昇天ペガサスMIX盛りと言われる髪型とか、あとデコトラとかデコチャリとかワンボックスカーの下部できらびやかな色彩を放つネオン管、あとは昔のシャコタンの車の様式美とかも、みんな楽しい。
結局最後までどんどん話しが逸れてゆきました、デザインというのはデータベースを参照してモチーフしたり、それとなくデフォルメしたりMIXしたり、何もない所からは卓越したスキゾでもない限り何も生み出せないのでしょうから。
今の時代、萌えや祭りに接続すれば、かなりのデザインが受け入れられるように思えます。

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