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その時、幽霊の立場は?

2018年10月10日 09:56

大人になってからの中二病の名残りというのは時には環境の中で自分が上手に生きる為の工夫でもあるし、別に悪い事ではない。
AR技術がもっともっと発達して装着物も気にならないくらい小型軽量化すれば、もしくは埋め込み可能になれば、その時もたらされる拡張現実というのは中二病のベールとして利用者をより強く逞しくする効果がなんとなく、あるようにも思えてしまいます、ただ、その人の現在のコンテクストをどうやって周囲に通知するかという問題はあるような気もしますが。
あとそう、拡張現実が日常になったとして、その時には幽霊の立場というのはどうなるのでしょうか、ここは実は僕はすごく気になっている部分でもある、AR技術は幽霊すらも当たり前のように出現させる事が出来る、そうなったら、科学技術を一切使わずに幽霊を目撃する事が出来る能力にあらためて価値が与えられるのかとか、なにかそんなような事を想像してしまいます。
それから、幻覚は特殊なことではなくなるのだろうから、それは社会に病理が蔓延するという事ではなく、症状が軽症化されるという事のような気もします。

ちょっと話は逸れますが、思うのは、サブカルは時代に応じた人の在り方をそれとなく提示し続けてくれる、それが人々に取り込まれどんどん日常に侵食してくれば、その流れは一つの、葛藤を解除して少し楽に生きる工夫にもなるように思う事もあります、人の在り方のモデルは加速しながら変わり続けている、10年前と今を比べただけでも全く違う・・・・・・・・ベタな心理学も既に無効化されているように感じますしね。

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