神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


それぞれの卒業

2017年07月05日 08:43

昨晩、マツコさんの番組でアニソンを取り上げていて、ゴダイゴがゲストで出演して銀河鉄道999を歌っていた、かなり懐かしかったです。
たしか中学生の時ゴダイゴのLPは買いました。
あれは主人公の哲郎少年が大人になってゆく軌跡的な・・・・・。
それはそうと、今は大人になる必要がない時代、成熟する必要がない時代、その昔、社会が未熟だった頃には、人は率先して成熟して、大人になって、社会を支えなくてはならなかった。
しかし社会が成熟した今、人は成熟せずに、大人にならずにいたとしても、許される、社会は人々をそれとなく支えてくれる。
「卒業」という言葉はあちらこちらで耳にしますね、アナウンサーの方が番組を・・・・卒業、アーティストの方がグループを・・・・卒業、その他にも紅白を卒業というのもあったでしょうか、人々はさまざまな環境から卒業し続けます。
学校だけではなく、社会に出てからも、一区切りがついたところでとか、次のステージに向かう時などに宣言されるようになっているのかもしれませんね、それはそれで僕は、良い時代だと思います。
言葉の使い方が変わってきている、言葉の意味するところに幅が出てきている、一つをやり終えて総括して、満足感や希望の元、次の自分の在るべき姿に向かおうとする姿勢を象徴する言葉でもあるかのように思えて。
アニメは宇宙戦艦ヤマトから銀河鉄道999までがギリギリ引っかかっている位だったのかな、僕らの世代は。
ガンダム以降となると残念ながらもう高校生だったので、生では見ていなくて、40才を過ぎてから必要に迫られる中でガンダム以降を見てみたら、なんかそれはそれでかなり面白かった、学生の時に見ていればよかったなあ、とも思いました。
中学生の時に同級生5~6人で藤沢のみゆき座に宇宙戦艦ヤマトの映画を見に行った時、当時は2本立てというのが割と多くて、その時はヤマトとサスペリアがセットになっていて、サスペリア上映中はさすがに怖かったです。
何が怖かったかって・・・・・もうこれはどうもこうもない、サスペリアの放映途中で両隣の同級生をおどかしてやろうと、思いっ切り「わっ!」て叫んだら、前に座っていた怖いお兄さん、当時はヤンキーという言葉はなくツッパリのお兄さんが、僕の声に思いっ切りおどろいて「ヒッ」って飛びあがった、10センチ位浮いたんじゃないかなあの人、そしてブンッと後ろを振り返り僕をにらみながら「てめー、ちょーしん乗ってんじゃねーぞこのガキが」と本気で怒られた、という、あんまり混んでなかったし、いいかなと思ったんですけどね。
もうその後は映画が終わるまでショボーンとしてましたけどね。
映画よりそのお兄さんの方がすごく怖かったです。

・・・・・・・・これからの時代は、生きてゆく中でさまざまなものから卒業を繰り返して、そんな中で少しずつ僕らは大人に近づいてゆくのですかね、最終的な卒業というのは、あるのか、ないのか、もしかしたらないのかもしれません。

—————

戻る