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神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
どちらもしんどい事です
2016年06月17日 21:00なにか、解消した方がいいと思っている事とか、解決のためにアクションを起こした方がいいのかもと思っている事とか、環境や状況や八方塞がり感とか・・・・・・そういうのを感じている時というのは、その状態もしんどいですけど、直視する事だってやっぱりしんどいです、どっちもしんどいですよね。
やっぱり気になって直視してしまいそうにもなるんだけど、できるだけそこには靄をかけて白くうっすらと覆って、なるべく見ないようにする、でも、やっぱり苦しいことは苦しいし不安もつのります。
そういう状態ってありますよね、僕だって何度もありましたし、こういうのは気合いとか根性とか精神力とか、そんなの関係ないです。
そういう時は、その問題をいきなり直視して、その問題について話すのではなく、なぜならそれは今はすごく苦しい事なのですから。
まずは、最初は静かに、多少関連した周辺の話でもいいですし、もっと言えばそういう話をまじえながらも、ほんとはこっちの方もいいんですけど例えば、自分の好きだった事、楽しかった思い出、食べ物、音楽、車やバイク、趣味、興味のある事、アイドル・・・・・・反対に聞きたい話のリクエスト、なんでもいいです、安心感の中でそういうところから話してもらうのもいいと思います、何時間でも、何度でも、少し気持ちに変化が出てくるように感じられるまで、なんの義務も負っていないというリラックスのもとで。
直視するかどうかと言うのは、その先の話です。
まずはチラ見してみてもいいかなと自然に思えたら、それは少しずつ心の準備ができてきているのかもしれない、という事ですね。
いきなり直視する為に語ろうというのはやっぱりしんどいですから、まずはチラ見する準備が出来たらいいかな、くらいの気持ちの方がいい場合もあります。
知り合いへの相談の場合もそうですが、特に、カウンセリングの文脈に特化して言えば、いきなり問題を直視してちゃんと話さなければいけない、などという義務は一切発生しませんし、というか、それだと誰だって緊張して何にも話せなくなりますしね。
極端に言えば、特に話す事はなくても気の向いた時にふら~っと、だっていい訳ですし。
状況に応じて、もし漫談をご希望でしたら僕もそういうのは嫌いな方じゃないので・・・・・とにかく、そうです、人それぞれに合った方法で勿論真剣に、という事なのだと思います。
緊張感を排除した中で、ゆったり、まったり、フッとできる瞬間というのも、精神衛生上すごく大切ですしね。
すべては、今の心の状態次第で臨機応変に、目的はどんどん軽くなっていってもらう事や解消に向かう事な訳で、そのための方法は人それぞれ個性や状況によって違って当たり前ですしね。
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