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なぜ怒るのか
2017年02月05日 20:22力関係がある中で、相手に対して怒る、それは職場とか取引先とかコミュニティ内とか、家庭というドメスティックな場所での親子や夫婦も。
よく、そこに愛情があればとか、怒るのではなく叱るべき、などとも言われますが、体よく言葉をすり替えただけで、傍から冷静に観察した時、多くの場合叱り飛ばしている、怒っているのと何ら変わらなかったり、もう、激情が溢れ出した時点でアウト。
怒るという行為、これは全く意味が分からないんですよね・・・・・人に対して怒るというのは、これは、そう、僕のイメージとしてという事にしておきますが、腹に据えかねて、だからもう相手との関係を断つため、相手を拒絶・攻撃する為になされる事・・・・・・二度と関わりたくないが故に、怒りを表明する。
逆に怒った後も関係を継続しようとすれば、その時は怒った効果として力関係が強化される訳ですし、相手にしてみると二度と怒られたくないという理由から、より一層従順になるのか、細心の注意を払って接するようになるのか、委縮するのか・・・・・結果、気分がいいのは怒った方だけ。
力関係で上にある者は、怒ったら終わり・・・・・叱る事だってそう、叱っている途中で高揚してくれば感情的にもなってきてしまうのでしょうし。
相手が理解出来るように説明すればいいだけ、時間がかかったとしても。
その時に相手に向ける想いこそが、愛情なんじゃないですかね。
怒る時、それは関係を切断する時、二度と顔も見たくない時、相手を100%否定する時、憎しみにまみれた時、宣戦布告、戦いの序章。
もしそうではないのであれば、優しさや陽性の愛情の中で、忍耐強く、自分を律しながら、自分自身を省みながら。
・・・・・・ちょっと極端に書きましたが、上に立つという事は試されるという事、観察や評価の対象になるという事、成熟も要請されますね。
これは理想かもしれませんが、理想がなければどこを目指したらいいか分からないですし。
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