神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
ほんとか?
2015年01月04日 09:48他人は変えられない、変えられるのは自分だけ。
よく聞くような言葉ですが。
そうなんですかね?
どうなんでしょうか?
ちょっと違和感を感じてしまいます。
いつの間に、こんなに浸透している言葉に、なったんでしょう。
これを聞くたびに、なんというか、あきらめの言葉のように聞こえて、妙にイライラしてしまいます。
誰が、あきらめさせようとしているんでしょうか?
あきらめさせようと、企んでいる人が、この言葉を広めたんでしょうか。
あきらめさせて、その、あきらめた人を、操作しようとしている人が、いるのでしょうか。
時代が、求めていた言葉、と言ってしまえば、もうそれまでなんですが。
この言葉の前提として、人が自分であると意識できる部分について、変えられる変えられないという事を言っているように思うんですけど。
要は、社会に対応している、その人の意識の部分、という事ですよね。
操作主義的な知識を持っている人からしたら、人は変えられない、変えられるのは自分だけ、という言葉を信じている人を、自分の力で圧倒し、あきらめさせ、その人を操作する、という事は、たやすいのではないでしょうか。
なんか、利害を伴った人間関係って、出会い頭にどれだけ相手をゴリゴリやって圧倒できるか、みたいなところもあるみたいですし。
まあ、相手のペースだと思わせておいて、徐々に・・・、的な巧妙な場合もありますが。
変えられる変えられないの場所を、意識ではなく、もっと精神の奥の方、と仮定した場合は、他人も自分も、変えられませんよね。
しかしまあ、これに限らず、耳触りのいい常套句には、気をつけたいものです。
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