神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


アドバイスをするということ

2016年11月16日 12:52

人から相談を受けた時、その相談をする人というのはとても悩んで、自分一人でいろいろ考えてみたのだけれど、それでもどうしたらいいのか分からないから相談するのですね。
そして相談を受けた方も、その気持ちがよく分かるから、親身になる、一生懸命解決策を考えたり、その人の気持ちに寄り添おうとする。
そんな中で、なんらかのアドバイスがなされたとして。
そのアドバイスに納得して、それを実行に移すのは本人な訳で、その本人は実行に移す時、とても緊張するでしょうし、失敗したらどうしようと不安にもなるでしょうし、やっぱり一人になった時にもう一度考え直して、今はまだタイミングじゃないかも、と思う事もあるのでしょうし・・・・・・もしくは、自信がなくなる時だってありますね。
頭では、理解している事なのだとしても、実際に動く事というのは大きなエネルギーや勢いも必要になってきます。
だからもし、結果が出せなかったからと言って、万が一行動に移せなかったからと言って、そんなたかだか一回や二回のアドバイスでどうこうなる事ばかりではないですから、そんなにすぐに打開できるのであれば、なにも元々相談なんかしなかったのかもしれないですしね。
いろいろな考え方が存在するのは承知していますが、やはり、相談を受けた方も、なにかを試されるというか・・・・それはもしかしたら人間性とか言われる類のものなのかもしれないですけど。
だから、悩んでいる人が自分の意向通りにアクションを起こせなかったからと言って、その事を責めるというのは違うのだと思います、責めた瞬間に全てが終わる事だってありますしね。
それだけ深く葛藤している訳ですから、だから何度でも、相手が暖かさを感じる中で、繰り返せばいいだけ・・・・信じて相談してくれたのでしょうから、相談を受ける方も信じ続ければいい、というのは当たり前の事ですし。
相談を受けて、なんらかのアドバイスをするという事は、アドバイスする方にも大きな責任が発生するのですね。

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