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アニメは時代に解答するか

2018年04月25日 10:57

シンカリオンと言うワードを楽し気に連発しているのを聞いて、なんだそれはと思い、ネットで調べてみました、その時僕は他の事をしていて直接本人に聞きそびれたので。
第一話と第二話しか観ていませんが、あのワクワク感は何なのか、まだ背景も分からないままに観ているにもかかわらず。
E5系新幹線、マニアではなくても理解できる最先端のカッコよさ、トランスフォーマー、エヴァ、使徒っぽさ、もし神経症的な症状が表現されるのであればガンダム、境界例的であれば・・・・・エヴァ?、進化理論というビビットなワード、宇宙戦艦ヤマトを連想させる波動砲的強力兵器、父と息子、去勢を超えた新たな関係性という進化も見逃せない、ハヤト君が強力なファルスであるかのようでもあり、そうですね、ファルスの文脈で言うと、そこにもし葛藤が無いのだとしたら、それはガンダムやエヴァとは別の文脈、ファルスそのものになれてしまっているのですから戦闘美少女的な、まあこれはハヤト君が小学生であり男児という事を考えると、なにか自然な事でもあるようにも思え、まあ、まだ二話しか観ていないのでなんともいえないのですけれど・・・・・・・・。
まだ確かな解釈もしてはいないのですが、子供が観るというよりは、大人が過去に夢中になったアニメを参照しながら、だから過去と未来を行き来しながら、ワクワク感に浸るような、非常にハマる・・・・・・のではなくハメられる、それを容認している態度をとりつつ、実は積極的に歓迎する・・・・・・・楽しさがあるように思いました。
まだ分からない事ばかりではあるのですが、率先してフレームにハマってみたくもなる感じ。
お父さんとハヤト君の関係性も見逃せない、大きな潜在性の塊としての息子を、既に自分を乗り越えているかのような部分を有している息子を、母性と父性を混在させながらバックアップする近未来的父息子の像、的な。
このアニメの文脈を離れたとしても、進化理論というワード自体とてもいい・・・・・・ダーウィン、進化論、それは自然な環境の中での進化、その進化を科学の刺激で加速させる、生体・人工物共に科学のメスを注入し続けて新たなものを創造する、こんなイメージが湧き上がっても来ます。

アニメというのは決して侮れない、というか、なにか時代に解答を与えているかのようでもあり、僕らにしてみるとかなり勉強になるように思います。

・・・・・・・・・・とか言いつつ今第三話第四話をついつい見てしまったら、大人たちは主体性を大切にしてくれている、子供の意思を尊重してくれている、となると訳も分からずに乗せられるという流れとは別なのですね。

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