
神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
カウンセリング、8割が男性のお客さん。
2018年03月28日 10:50初めてカウンセリングに来て頂いた男性のお客さんから、クライエントの男女比について聞かれ、それについて正直に答えると、多くの場合「えっ、そうなんすか」となる・・・・・・・うちの場合は平均すると約8割が男性客なので。
男性にしてみるとカウンセリングは女性が受けるものとかいうイメージもあるのかもしれないですね。
あと精神的な不具合が発生した時に受けるものというイメージもあるようです「患者さん」などという言葉で言い表される方もいらっしゃいますので、僕はどのような方でも決して患者さんなどとは思っておりません、患者さんなどと万が一認識した瞬間に縦の関係になってしまう、まして医者でもなんでもない訳で、力関係が構築されてしまう、それはもう対等な立場でのカウンセリングではないように思います。
勿論精神的な不具合からお越し頂く方もいらっしゃいますが、そういう流れからではない方が大勢いらっしゃいます、人それぞれの様々な問題解消の為、現実に向き合う為、困難に立ち向かう為、より良い日々を送るため、社会的立場を保ち続ける為、弱音を吐く訳にはいかずに溜め込み過ぎている場合も。とにかく男性の場合は秘かに人しれず苦悩する事が多い、中には動かなくてはいけない事は分かっているけれどそれでも動けないという葛藤を何とかしたいという人もいる、自分の悩みを女々しいものであると考え違いをしている人もいる、悩みに男も女もない、一人で解決しようと苦悩する事が多い、それは男であるという事を考えると、やはりそうするしかなかったのでしょう。
男性の方が、というか僕も男ですから、男の方がと言った方がしっくりきますので、だから男の方が人には言えない思いや友人や知人には開示しにくい事、秘かに抱え続けている悩み、自信や強さの裏側での迷い、堂々となにくわぬ顔で振る舞う態度の裏側での不安や迷い、仕事や家族や期待という背負っているものに対する責任、プライド、立ち位置、吐けない弱音・・・・・・・男とは、という言葉は一見廃れたようでいて実は社会では秘かに機能していますから。
「男とは」に抑圧されて苦悩する事だって日常茶飯事、社会的立場や家庭での立場、守り続けなくてはいけなくもある、職場の同僚や先輩や上司に話せない事だっていくらでもある。
カウンセリング、僕ら男はプライドもありますから、始めからいきなり踏み込まれ過ぎる事にも拒絶感を抱きます、初回から全てを脱ぎ捨てられる訳では決してない場合だって多々ありますしね。
初回に感じて頂く事が出来たリラックスや肯定感や居心地の良さの効果としての二回目以降、べつにで60分で区切るなどというケチな事をする必要もない訳ですし、時間の許す限り、まあ2時間位は余裕で、だから60分5000円というよりはワンセッション5000円という感じ、かなり自然体の笑顔にもなりつつ、お菓子買ってくる人もいるし、ビール持参する人もいるし、菓子パンやおにぎり食べ始める人もいる、缶コーヒ飲みながらタバコ10本位吸い続ける人、スマホの動画見ながらゆるーく語る人、そんな中で少しずつ話が進み続ける、みんな男、何やったっていい、どんな態度でカウンセリングの場に臨んだっていい、社会の裏側に存在する自由な空間です、裏でリラックスして意思を徐々に固めてまた表でなにくわぬ顔で頑張ればいい・・・・・・・・まあ、うちの場合はという事ですけれど。
リラックスしないと本当の事なんか話せないですしね。
男の僕らだって、と言いますか、もしかしたら男だからこそ、人には言わないだけで切実な想いや問題を抱えながら生きている。
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