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カーテン越しの爽やかな風に思う

2018年08月18日 12:40

ここ何日かのある意味カラッとした、それほど気温も高過ぎないし過ごしやすい湿度でもある、外を歩いていても汗を意識しなくて済む伸びやかな心身。
僕ら世代の人からは昔の夏ってこんな感じだった、みたいな言葉も聞かされるのですが・・・・・・さて、どうだったか、確かに、そう言われてみればそうだったような気もしなくもないのですが、とにかく過去と言うのは都合によって装飾美化されてしまう訳だし、先日までの超高温多湿を耐え忍んだ先で予想外に出会った過ごしやすさという事を考えると。
早朝のラジオ体操、宿題は涼しい午前中のうちに済ませましょう、となるとやはり昔の夏は過ごしやすかったという事なのか。
カキ氷、妙に薄いカルピス、虫かご、扇風機、ああそう扇風機、取り敢えずは扇風機の前で涼みながら顔を思いっ切り近づけ「あわわわわわわわぁぁぁぁ」とお約束をやってから、おもむろに羽の回転を高速にシフトし、まずは気合いを込めて人差し指でピシッと、羽の回転を止める、という訳の分からない技、薬指とか小指でやるとかなり痛い、僕は小指の爪半分はがした事ありました。
うちの爺さんがあれはクリームソーダか、よく夏になると近所の商店でバニラアイスと三ツ矢サイダー買ってきて自分で作って食ってましたけど、一応僕の分も作って分けてくれるのだけれど、祖父の半分位の大きさのやつ、だから3分の2は自分で孫には3分の1、みたいな。
家長とかそんなような想いも爺さんの中にはあったのか、それか一人前の大人の自分とまだ半人前にも届かない出来損ないの孫、とか、まあ、ファロセントリズム的な文脈に親和性があったような話も聞いた事あるし、そうですね、昭和というより昭和以前の爺さんだから、別に孫が可愛くなかった訳ではないのでしょう、ヘロヘロになるまで腕足せ伏せやらされたり竹刀振らされたりはしょっちゅうでしたけど、なんかの、鍛錬とか、しごきとか、サディストとか、まあ今となってはよく分からん。
そういえば父方の爺さん、その父方の、祖父、父方の祖父は妙にかわいがってくれた、年に1~2度しか会えなかったからかもしれないけれど、研究者とか学者の家系で、僕にはなにかそっちの接し方のほうが心地よかったように記憶しています。
ああそうですね、ここ最近の気候でした、今窓から侵入してくる風は高原並みに心地よいです、昔の夏はこんな感じで爽やかだったのか、どうだったのか。

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