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システムの目的

2017年08月14日 08:34

大野君の演技に余程魅入ってしまったからこそなのでしょう、忍びの国の無門の戦い方に、映画を見て以降ずっととらわれている。
無門と平兵衛の戦い、川と名付けられていた戦いの作法、これをシステムと捉えると、とか言ってもしょうがないのですけれど、でもシステムと捉えると・・・・・「戦う」を作動させるシステム、そのシステムには勿論、システムを構成している何らかの要素があるーーシステムを動かすには部品が必要ですからねーーその要素というのが、無門であり平兵衛、「戦う」を作動させるシステムに二者が入り込む時、外部から二者は遮断される、それはそうですね、入出力はないのですし外部との境界はそのシステム自体が決定するのですから、川というルールは分かりやすかった。
「戦う」というシステム、そのシステムは何らかを産出生産し、その生産物がまた新たな何らかを生産する、そしてその新たな生産物がまた何かを生産する、再生産し続けるシステム。
攻撃が生産され、その攻撃に対する防御が生産され、その防御が新たな攻撃や防御を生産し。
そこではフィードバックは働くのか、ポジティブフィードバックにしろネガティブフィードバックにしろ、何らかのフィードバックというのは、ただ、システムの目的が「戦う」ですから、構成要素としての二者は同じ目的を共有している事には違いないのだけれど、その目的というのは、相手を倒す事、それが叶うのは、システムが機能を停止した時、相手を倒すという事は、相手と自分の二者で成り立っているシステムが作動を継続する事ができなくなるという事、であれば最初からそのシステムが目指している所は、システム自体の崩壊・・・・・・ああ、なんだか非常におかしな話になっていますが、まあいいです。
戦っている二者は相手を倒す事が目的なのだけれど、だから自分が生き残る事を目的として、率先してそのシステムの構成要素になる、そのシステムを作動させる為には相手との協調が必要、相手も同じ目的であるからこそそのシステムは作動する訳ですし・・・・・・とか考えると、この二者というのは、勝っても負けても、お互いに敬意を払うのでしょうか。

話は変わりますが・・・・・まるで崩壊に向かう事が初めから分かっているかのようなシステム、社会の中、とくに職場なのかな対象になるのは、目的を掲げ、それに一丸となって作動するシステム、そのシステムを支える、構成要素としての各メンバー、目的を全ての構成要素、それはメンバーが共有できるべきなのでしょうが、そこにノイズでしかない構成要素、メンバーが混入していたとしたら・・・・・・とかちょっと思います。

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