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神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
シルクのベール
2017年08月24日 09:15「あなたの理想の女性像は?」と聞かれれば、多くの人がそれなりの事は言う。
体形や顔立ち、髪型や身長、色白とか小麦色とか、優しい、明るい、気配り、素直、知的・・・・・・・。
でも、実際にはそう言った条件に合致しているのを確認後安心し「はいオッケーです、では好きになりましょう」という訳ではない。
多くの場合、理由も分からずに好きになる、そして自分の事なのにもかかわらず理由が分からないという事実に対して芽生える不安を無意識的に払拭する目的で「彼女のこういうところが好き」という理由を、好きになった一瞬の後に、これはだから、こじつける、自分を納得させる為や人に説明する為に。
些細な事でしかないのだと思います、好きになるきっかけというのは、ほんの些細な、偶然の一瞬に目撃した、普段なら見逃してしまうような、日常のありきたりなワンシーンに潜んでいる。
話の途中で無意識的に唇に触れる白く細い薬指、横を向いた時に浮かび上がった首元の一本の筋、不意に呼び止めた時にこちらを直視して開いた瞳孔、何かを考えている時の半開きの唇・・・・・・・まだまだいくらでも書けますが、あまり書き過ぎるとただのエロジジイのたわごとになってしまいますので、この位でやめておきますが、でも実際、キッカケは本来こういう事でしかない、要はドキッとした一瞬とも言えるのかもしれないですけれど。
そのワンシーンに魅入ってしまった瞬間に、相手の女性に、なんだろうかこれは、例えるなら、オリエンタルな芳香漂う、薄いシルクのベールをかける「あなたは美しい」という無条件のベールでその女性を覆う。
・・・・・彼女が欲しい、と思っている時というのはもしかしたら、シルクのベールというのは既に用意しているのかもしれません、そのシルクのベールを手に、ドキッとする一瞬を待っている。
まああれです、他にも好きになるプロセスは存在するのでしょうが、一つにはこんな感じ。
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