フェティッシュ

ガラムを吸っている人がいて、一本もらいました。
タバコ吸われる方にしか分からないとは思いますが、あれはほんと、独特の香りがします、好き嫌いはハッキリ分かれますね。
７０年代から８０年代くらいにかけては、サーフボードにSEX WAXにガラムに・・・・みたいなところも、今思い返せばあったようにも思え。
懐かしくもあるガラム、火をつけるまでもなく香りを嗅いだだけで、何故か逗子マリーナが山下達郎さんのハイトーンを伴って脳裏に・・・・というかハッキリとした画像として、そして旋律として、眼前に迫って、懐かしい、そして癒しの香りでもあるのかなと思います。
何らかの匂いを感覚した時、匂い・・・香り・・・嗅覚というのは、簡単に時空を超えてしまう、それも妙な現実感を伴って。

そういえば先日、ショッピングモール内で男性用のアラミスの香水をつけている女性とすれ違いました、昔は結構いらっしゃったように記憶しているのですが、メンズのアラミスつけている女性。
あれは女性が使用するとフワッと柔らかくなって、非常にいいように思います、颯爽とした、凛とした、優しい、そんなようなイメージも僕は感じます。

・・・・・・関係ないですけど・・・・そういえば、匂いフェチみたいな言葉もありますね。
匂いと言う形のないものを感覚する時、自分の中のなにが呼び覚まされるのか・・・・・ファンタジーとは違う領域で、超個人的な何かを弄んでいる、単なる想像や空想ではなく、たぶんこれは究極的な強度を伴って接続している、のかな・・・・・・という訳の分からない、そして意味のない文章を書き連ねてしまいました。
ところで、匂いと言うのはフェティッシュにもなり得るのか・・・・いやあ、匂い単体ではどうなのでしょうか、その匂いを感覚した時、人や過去の経験を引き寄せる事が出来れば、ああ、でもこれはフェティッシュとは違いますね、フェチはその物自体に欲望を向けるのでしょうから。
ある特定の人を思い起こした時、イメージされる匂いと言うのもありますね、おじいちゃん、おかあさん、おねえちゃん、好きだった人、好きな人・・・・・・・。
時には心的現実としての・・・・存在や記憶の代替え物にはなるのか。
だから、言葉に近い効果はあるのか、どちらも形のないものですし。
・・・・・・その人の不在を言葉で補う時、イメージされる匂いを嗅ぐ事によって言葉が強化される・・・・みたいな効果とか・・・・寂しさが増しちゃうのかもしれないですけど。
すいません、どうでもいい事を書きたかっただけです。