神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


マイノリティの彼方へ

2017年12月04日 09:52

マジョリティがもし万が一、独自の価値観を持ってしまったり、声をあげてしまう、という事態に陥ってしまったとしたら、その時に一番困るのはもしかしたら、マイノリティなのかもしれない、マイノリティである事で自己を保つという方法が環境の中で自然と形成されてきたタイプの、マイノリティの方々なのかもしれない、環境に対する順応対応の仕方は人それぞれの工夫次第ですから。
マイノリティである事が自分を保つ事につながる、プライドにつながるという事は十分にあり得ることですし、実際にいらっしゃいますしね。
マジョリティが独自の価値観を持つ、声を上げる、ただこれ、全ての人がそう出来る訳ではないのでしょうから(それがブームになれば別なのかもしれないですけれど)、その時、独自を形成した少数のマジョリティは自分の事を誇りに思い、達成感と共に、少数派としての自分という在り方で自分を保とうと考えるようになる、という事態はまずないのでしょう、もしかしたら祭り的に一時的に声を上げるのかもしれないし、あとはマジョリティの領域に居残ってリーダー的存在になるとか。
でも万が一、マイノリティの領域にマジョリティの一部なのか半分位なのか分かりませんが、もし侵入侵犯してきてしまったら、その時には元々そこで自分を保っていたマイノリティはどういう行動に出るのか、人数が増えて大っぴらに社会から周知認知歓迎されるようになってしまったら、一般常識や自明になってしまったらそれはもう、少数派ではない。
そんな中で、自分の時代が来たと安心する人も中にはいるのかもしれないし、そうではなく、ごちゃごちゃして居心地が悪く感じて別の場所へ、それはマイノリティのもっと彼方へ行こうと考えるのかもしれない、そうですね、マイノリティの彼方というよりは、もうその場所はメジャーな人でなのか意識高い人なのかリア充なのかウェイなのか、もうそういう人々で溢れ返っているのかもしれないですから、それは表の一般的な場所になってしまっている。
だからやっぱりその、元いた、それは、マイノリティだった場所から遠く彼方へ旅立つのかな、と思います、新たな自分なりの価値観を創造し、環境にその人なりに頼もしく対応し続ける訳ですね。

—————

戻る