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マンガみたいにブチ切れる時
2018年09月04日 09:52様々な人格障害の概念がある中で、自己愛性人格障害に親和性のある方というのは、その特徴を生かして社会でポジティブに機能している事もよくある。
まあそう、誰だって何らかの人格障害に親和性があるのでしょうーーー性格の延長線上に極北として鎮座しているものですからーーーその人格のままきちんと機能する事が出来るかどうかというだけの事。
だから自己愛性人格、と言うのがいいのだと思います、自分の本来的な負の部分は心の奥底に抑圧しつつ社会で機能し続ける、ある程度、もしくはとても大きな社会的役割を担っている人も勿論いらっしゃる、穏やかさを装ってもいるというか、私はこうあるべきであると纏っている、頼もしく穏やかな人格に映りますね、他人から見た場合は。
・・・・・・・・頼もしく穏やか、理性的であり優しい、通常は自らを律し続けている訳ですから無理難題にも嫌とは殆ど言わない・・・・・・となると、依存者のターゲットになる場合もあるのですが。
ただね、依存者はよーく見極めてから、ちゃんとターゲットを絞り込まないと、本来は本質的に自分に自信がない事によって人から無理難題を吹っ掛けられた時に嫌と言わないという意味での素直な人をターゲットにしなくてはいけないはずなのに、ここの選択を見誤るともうほんと、大変なことになってしまいますからね。
自己愛性人格者は最初何度かは応えてはくれるでしょう、社会で機能し続けているキャラクターのままで我慢強く、依存者に対する苛立ち、というかハッキリ言い切ってしまえば、湧き上がり始めている殺意にも近い感情には目を向けないように工夫しつつ。
依存者はそこで調子に乗って自己愛性人格者を追い込んではいけない。
依存の作法、最も効果的なのは境界性人格障害を装う事、相手を驚愕に陥れて要求をつき続け続ける事、そのフェイクは通常は見破られる事はないのかもしれません。
自己愛性人格は多くの場合、境界性人格にはリスペクトを向ける、その毅然とした、症状としての在り方を尊重するし親近感も覚える、しかし境界性人格障害を装い自分を操作しようと浅はかにも企む姑息な依存者に対しては、フェイクを見破った瞬間に・・・・・・これはもうプライドが許さない、逆鱗どころの騒ぎではない。
逆に追い込まれます、これは、そう、シャレにならないくらい、普段抑圧し続けてきた本来的な自分を気持ち良く思いっ切り開放してしまう。
豹変・・・・「てめえ・・・・・ぶち殺すぞ」これは男女に関係なく、この言葉が出てしまった瞬間にとにかく、シッポ巻いて逃げた方がいい、この言葉が出た瞬間に自己愛性人格者はマンガみたいに、リアリティの強度を身に纏い、面白いように激ギレしますからね、一切の容赦はなく破壊されますし抹消されます、なにを言っても反撃しようとしても一切は無駄、火に油という事態にしかならない。
以上、一切なんのベールにも包まずに書きました、こういうのは僕は何十例も見てきました、実感でしかありませんが依存者はターゲットを決して間違えない方がいい。
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