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リラックスする事の難しさ

2017年01月13日 09:32

大きな葛藤の中でリラックスするという事は・・・・・・・・・・・
日々の活動の中で大きなストレスに晒され続ける、そして大きな葛藤も生まれる。
だからせめて、活動を休止している時には・・・・・帰宅して一人でいる時は、なにも考えないでリラックスして、ストレスから解放されたい。
「あまり考えすぎないでリラックスして」とか普通に言いますしね。
これはかなり難しいことなのだという事を、身内から教えられました。
活動休止中に、リラックスしている時というのは、ぼーっとしてあまり意識は働いていない訳ですね、だから無意識の中から様々な観念が勝手に湧き上がってきてしまう、それは大きなストレスから芽生えた葛藤であったり、さまざまな陰性の観念であったり、普段は意識しないように、考えないようにして抑え込んでいるもの。
勝手に湧き上がってきても、考えないようにする、それを意識しないように目を向けないようにする(意識がいけば自動的に考えてしまいますから)、という事は、一つ間違えればこれ、湧き上がり放題という事、リラックス・弛緩・思考停止しているという事は意識によって制御はしていないのですから、そしてただそこには目を向けていないだけ。
解放された意識の中ではこういう事にもなるのかもしれません、陰性の観念はどんどん大きく膨れ上がっても来ます、それは対処せずに湧き上がり放題にしているのですから、そういう事にもなってしまうのですね。
そうしているうちに、活動休止時間が終了して、日々の活動に戻ってゆく時、意識というのは解放状態のままではいられません、ぼーっとしていると集中できなくて危なくてしょうがないですから、だからその時は意識を引き締めますね、意識を閉じます。
意識を閉じる時、湧き上がるに任せて放任していた、膨れ上がった陰性のイデアというのは、回収しようがない、というか回収の方法すらない「まっ、いっか」と承諾し自分の意識が受け入れない限りは。
だから引き締め閉じた自分の意識の頭上に常に風船のようにフワフワと目障りに浮かんでいる。
それを意識しないようにするには、休息時のようにぼーっと弛緩して思考しないようにするしかないのだけれど、日常の業務を遂行中であったり、仕事中であったりした場合は、どうしてもそういう訳にはいかないですね。
そうなってくると必然的に、業務中・仕事中に、意識の解放状態の時に大きく膨れ上がった、目障りにユラユラと漂っている陰性の観念に目がいってしまう・・・・・その結果、当然仕事には集中できないし、どうしてもオチ気味になったりソワソワしてしまったり。
これは、非常につらい状態なのだと思います。
こういう事を考えると、大きな葛藤をうっすらと感じている場合、ぼーっとリラックスと言うよりは、なにか全然別のものに集中を向けるという方法のほうが、リスクが少ないというか、だから意識を開放して考えないようにするという事には、もしかしたら危険がつきまとうという事になるのかもしれません。


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