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ルーティンにイラつく時

2016年02月27日 21:03

歯を磨かなきゃいけない、着替えなきゃいけない、ひげ剃らなきゃいけない、洗濯しなきゃいけない・・・・・、日常のルーティンです。
こういった事を毎日当たり前にこなしている訳ですね、社会に参入し続けるための身だしなみとかにも通じますし。

日々忙しくも、割と普通に日常に対応しているつもりの中で、ある瞬間こういったようなルーティンをこなしている時に、フッと理由のはっきりとしない漠然とした苛立ちや、胸のざわつきや焦りを感じて「ワァーッ」となりそうになったりする事も、稀にあります。

社会的役割を自分の責任として遂行しなくてはいけない、という事をギリギリ頑張って、その上歯を磨かなくてはいけない、とか、着替えなくてはいけない、とか。
あれもこれもやらなくちゃいけない、というちょっと嫌気がさしつつある想いが、社会に参入する時の基本である身だしなみを整えなきゃいけない、というルーティンにまで侵食してきている時なのかもしれません。

真面目で一生懸命な人ほど、社会的に自分が果たさなくてはいけない責任を否定するわけにはいきませんから、その代わりにルーティンを否定しようとしてイラつくのでしょうね。
「あぁ、もうっ、やらなきゃいけない事ばっかりじゃん、ムカムカ」って倒錯してくるんですね。
自分の社会的責任遂行にイラつく事は自身の失敗や否定につながってしまうので、代わりに自分の意思で自由にできる可能性があるルーティンに対してイラつく。
それだけ、すっごくギリギリ頑張っている事すらも意識しないようにしながら頑張っているわけですね。

こういった事はよく実感します、すごくリラックスが必要な時なんだと思います。

なんだか言い方がややこしいな・・・、社会生活の中で「〇〇しなくちゃいけない」という事に無意識的に嫌気がさしかけて、「歯も磨かなくちゃいけないし、風呂も入らなくちゃいけないし、もうっ、こんなことまでもっ、しなくちゃいけない事なのっ、しなくちゃいけないばっかりじゃんっ」みたいな事です。
「しなくちゃいけない」という想いは、社会的な事でもプライベートでも、心の奥の奥の方では一緒なんでしょうね。

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