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ロマンティックな・・・・・
2016年11月20日 09:15僕は JUJU さんの歌声を聞いている時、よく思います。
男女関係や夫婦関係の中で、男性は容易に子供の心性に戻りますね。
社会的には普通に大人として対応して、家に帰ってくると奥さんに甘えて「ほんと、うちの旦那は子供みたいで」「ほんっと幼稚であきれちゃう」駄々こねたり、ふてくされたり、かと思ったらべたべた甘えてきたり。
夫婦と、子供が二人の家庭だったりすると、奥さんからしてみると実は自分のところの家庭は、自分が母親で子供が三人いるようなイメージ、そのうちの一人はやたらと図体のデカい・・・・・子供としか言いようのない自分の旦那、みたいな・・・・・これも上手く機能すれば幸せな日本の家庭の立派なモデルなのだと思いますけどね、あくまでも、ちゃんと機能すれば、という事ですが。
こういうスタイルというのは、そうですね、なんとなく男の特権のようなイメージもない事はない。
でも実は、女性にもこれとそうかけ離れてはいない想いが全く無いという事はないようにも思います。
男性の場合は、完全に子供に戻る訳ですね、だから相手を母親のように見なす、幼稚園くらいから小学校低学年くらいまでの心性あたりでしょうか。
女性の場合、このまま対比させていいのかどうか、ニュアンス的にはもう少し上の年齢まで幅を持たせた心性のような気もするのですが、何歳位というのは僕は残念ながら男なので実感がない中での理論を基にした想像という事でしかないのですが。
男性の具体性に対して女性の方がもう少し観念的というか、そう、時期的にはある成長段階から成熟に向かう過程においてファンタジーを漂っていた時期、それは愛をもって優しく接してもらうとか、包み込まれる安心感とか、間違いなく大切に思われているという満たされた感覚とか、自分だけを見つめてくれるまなざしや優しさに溢れた声に代表されるようなもの、ガーリーな?乙女な?フェミニンな?なにかそういったロマンティックな観念の集合体の時期・・・・・とでも言い表したらいいのか。
女性の場合はこう言った時期を一気に通過して過ぎ去ったものにしてしまう訳ではなくて、大人になった後も、常に、随時立ち返るべきなのかな、とも思いますが。
こういった満たされた感覚に常に立ち返って、自分を再確認するという事は、精神衛生上もとても大切な事なのでしょう。
女子会とか、大人女子とか、大人カワイイとか、そういう言葉を聞くたびに、これは僕の勝手な感想でしかないのですが、男性側が常に勝手に子供の心性に戻る事に対しての、控えめな、しかしそれは、あまりにも正当な異議申し立てであるように思える時があります。
確かに、欧米の夫婦関係や男女関係のイメージと、日本のイメージを比べた場合、少し違いがあるようにも思え。
やっぱり男性が子供に戻って女性を母親とみなして甘えるように、女性も満たされた感覚を再確認し続けるという事が、必要であるようにも思います。
JUJUさんの声や歌というのは、そういう事をよく表しているように、僕には聞こえるのですが、そしてそこがまたJUJUさんの大きな魅力であるようにも思えます。
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