神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


一片の映像

2016年01月08日 20:55

忙しく立ち回っている、ある瞬間。
真っ白な紙を勢いよく縦にスパッと切り裂いたようにと表現すればいいのか、意識の連続性の中に不意打ちのように侵入してくると形容した方がもっと正確なのか、上手く言い表せないのですが。
あたたかな陽光のような映像が自分の意思によってではなく、差し込まれる事があります。
それはなにか、自分の過去の経験を切り取った、明らかに記憶している一片の映像なのですが。
その映像の時期、自分がどういう状況にいたかと思い起こしてみると。
満足に浸り、達成感と共に不満や一切の不安を感じず、充実の中を漂っていたであろう自分。
30歳位の頃・・・、これはハッキリと思い起こすことが出来るのですが、だからと言って、その人生の一時期を懐かしむわけでもなく、ましてそこに戻りたいと悲哀を漂わせるわけでもなく。
ただ、その一片の映像が差し込まれたことで、胸のあたりが、なんとなく暖かくなるように感じる、と言ったような。

・・・・ちょっとね、こういう書き方しちゃうと、あれなんですけど。
でも、誰でもあるかもしれませんね、忙しく動いているので、普段あんまり意識していないだけで。
充実した精神状態の中で、ほんの一瞬、フッと差し込まれる、というか、湧き上がってきて一瞬で消えてゆく、暖かくも感じる、過去の経験の断片。

寝ている時に湧き上がってくれば、それは夢を見ているという事なのかもしれませんね。

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