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人に合わせ続けられる・・・・強さ

2016年12月21日 09:11

自分が所属している共同体内で、みんなに合わせるばかりではなく、自分が嫌だと思ったら、自分には合わないと思ったら、無意味でばかばかしいと思ったら、あえてみんなに合わせる事はしない、自分は自分であると・・・・・・それは勇気のある事、自分の価値観できちんと判断できているという事・・・・・と、僕らは単純に思いがちなのですが。
どうも、そうとばかりは言えない状況に置かれている、特に若い方の場合には、それほど少なくない数の方が。
自分がもし、嫌だと思っても、自分には合わないと思っても、何の意味もないばかばかしい事であると仮に感じたのだとしても、あえてその場に留まって、周囲に自分を合わせる・・・・・・・それは自分の所属している共同体の中で自分を守るためであり、自分の居場所を確保するためであり・・・・・・・だから、それが出来る人の方が凄いのだ・・・・そこまでの強さがない場合みんなに合わせ続ける事が出来ない、その時は自分は自分と思うしかない。
こういう意味合いの事を、渦中にある方から聞かされた時、僕は一瞬言葉に詰まってしまったのですが。
それはそこに、そうするより他にない環境や覚悟の様なものを感じて、という事だったのかもしれません、決して否定できるような想いではないですし、もしかしたら空気の要請としてそう在るしかないという状況もあるのかもしれないですし。
諸刃の剣、という言葉も浮かびそうになってもしまいます、でも、そうまでしても自分の居場所を確保する、という事は重要な問題なのだろうな、とも思いました。
ばかばかしさを感じつつも、自分を守る為、居場所を確保するため、その場に留まる・・・・・・確かに、それが可能なうちはいいのだとは思うのですが、もし無理をし過ぎた事によって、心身に違和感を感じてしまうような状態に陥る徴候を感じ取ったのだとしたら、どうか、一旦はその場を離れて頂ければと思います。
それは負けたという事ではなく、自身にラベリングしなければならないような事でもなく、それまでの違和感と共に感じた様々な経験を自分なりに整理して、次の自分を再生してゆけばいい事なのですから、無理をして頑張った経験も、決して無駄ではないのだと思いますし。
・・・・・・・ちょっと、抽象的にしか書けなくて、分かりにくくて申し訳ないのですが。

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