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休む事を頑張る

2015年12月21日 09:32

普段全力で頑張っていた人が、不具合や違和感を感じて、少し休んだ方がいいと言われる。
休むという事に、極端に言うと罪悪感に近い感情を抱いてしまったり、ラベリングされてしまうように感じたり、社会との接点を断つ事によって孤立してしまうように感じたり、休むことに慣れて心地よく感じて二度と立ち上がれなくなってしまったらどうしようとか。
でも、そうは思いながらも、休んだ方がいいのだろうから、こういった想いを抱えながら封印しながら、頑張って休もうとする。
今まで頑張ってきた結果、調子を崩したにもかかわらず、今度は休むという事を頑張ってしまう。
休むというのは、精神的にという意味合いが大きいと思うのですが、これだと、休むことも頑張るという事は、相変わらず精神的には頑張り続けている、という事になってしまいます。

人によって状況はさまざまなのでしょうから、抽象的にしか書けませんが。
今まで毎日5つの事に追われていて、時間に迫られて一つ一つを丁寧にこなすことがままならない状況の中、ただただ追われてこなす毎日、5つのうちのいくつかはやっつけにもなってしまうでしょうか、やり終えているのかどうかも確認できないまま次に進まなくてはいけない、という事も。
周りの理解は絶対に必要ですが、今まで5つこなしていたものを1つに減らしてみる、自分でじっくり向き合えるように。
そして、その1つのものに丁寧に向き合いながら余裕を持ってゆったりした気持ちで完結させる。
精神的にも落ちつきますし、一つをやり遂げた満足感も得られるかもしれませんね、なにより孤立しなくていい訳ですし。
あくまでも、性格によってはという事ですが、そわそわした罪悪感の中で、体だけを休めるよりは、精神的にもいい場合もあるのだと思います。

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