神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


何度でもエヴァへ還る

2019年01月03日 12:23

悲しいから泣くのではないし、嬉しいから泣くのでもない、感動したから泣くのでもない、という、喜怒哀楽の枠外で衝動的にグワンと揺さぶられて、その、揺さぶられた事による副反応として目頭が熱くなり、結果的にそれが、涙が溢れ出るという現象につながる、ここで揺さぶられるのは自分の何処が揺さぶられるのかというとこれは、キッチュにポエムを纏った格好で言い放ってしまえば、心とかそんなようなものが揺さぶられるといえば分かりやすいのかもしれないけれど、どうもここはやはりそんなに安っぽくは捏造したくないようにも思え、だかた言語の管轄外で、言語以前の原初的観念様の領野においてなんらかの緊張が高まり、その緊張が保てなくなった瞬間に崩壊と共に揺さぶりが起こる。
言葉にできない、というか言葉にはしたくない、敢えて言語を放棄しつつ原初的観念様に精神を委ねるという、多分これは・・・・・・これこそがカタルシスなのかもしれないですけれど、その証拠に観終った後に嫌な感情は一切残らず、視界がクリアになっている事にも気が付く。
ついつい、シンジ君のアクティングアウトのたびに目頭が熱くなるという、その時自分はどこに接続しているのか、というのは敢えて強固な自己愛を立ち上げて、分析を妨害したいような、ただそっとしておいてやった方がいいような感覚、多分こういう感じで視聴するから、何度見ても、見るたびに新鮮なのだと思いますが。

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