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包み込まれる事

2021年04月22日 09:51

元々は男性の身体として生まれてきた女性が「あなたは彼と何をしている時が一番楽しいですか?」との質問に対して「向かい合って・・・・・・・一緒にご飯食べている時」と答えていた。

あまりにも純粋な想いに触れてしまうと僕らは自然と涙が溢れてきてしまう、という事を実感させられる出来事、これはそう、何回思い出しても、思い出すたびにどうしても涙が止まらなくなってしまう。

その女性にはなんらかの謙虚さや控えめな気持ちがあったのか、それとも多くの付帯要素を削ぎ落として最もシンプルに、突き詰めたらそういう事でしかないという哲学的思考に基づいて答えたのか、僕にはそれはわかりませんけれど。

本当は、彼に包み込まれて全身が安堵している時とか、自分だけを見つめられて愛でられている時とか・・・・・・・・ああそう、文脈は逸れますが、自分より大きいもの、自分が尊敬できるもの・・・・ものと言うか男性という事ですが、ファロセントリズムやフェミニズム的コンテクストの向こう側で、やはり自分が尊敬できる自分より精神的に大きい男性に包み込まれる事というのは、女性にとっては必要な事のように僕は実感しています。

となると、それと対をなすのは、女性に対してそうする事で自らのプライドが強化され続ける男性、このタイプの男性が必要になるのですが。

男性側は女性に対してどのように接する事で喜びを感じる事が出来るのですかね、根源的には、まあ、まるめろでも想起すればやはりそういう事なのかなとは思うのですが。

そうなると男性側の義務として、常に身体を鍛え大きくなり、知を磨き、寛大で柔軟な精神を養い続ける事、これが必須という事になるのかもしれないですね。





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