神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


取り残してきたものたち

2016年06月05日 09:36

自分の意思とは関係なく先へ先へと進んでいってしまう話題・会話・コミュニケーション、本来は、自身が納得の上で情報の伝達と情緒の伝達の両方がなされるべきなのでしょうが。
頑張って話の流れに付いてゆくしかないのかな、その為には犠牲にしなくてはならないもの、取り残していかなければならないものが必要なのかもしれません、そういったものは相互承認の為、空気を乱さない為にも、必要なのかもしれませんね。
なにを取り残していくのか?・・・・それは、本当は一旦立ち止まって向き合いたいようにも一瞬だけ感じた、自分の本当の想いであったり、自分はどう考えるのかという確認であったり、もう少し深く掘り下げたい衝動であったり、適切な解答ができたかどうかをその場で瞬時に確認する事であったり、そして時には「早く帰りたいよぅ」であったり。
後から振り返って、少し寂しく感じるような時というのは、そういう取り残してきたものたちが、主張しているという場合もあるのかもしれません。
割り切って演じられるタイプの人と、そうではないタイプの人がいらっしゃいますし。
そうではないタイプの方というのは、後から検証して、いろいろ考えてしまったりという事もありますよね、ちゃんとできていたかどうかも気になるかもしれません(しかし大抵の場合ちゃんと対応出来ているはずです、気遣いと共に在る方なのですから、気遣いが根底にあるからこそそう思うのですね))、本当はじっくり話す方が向いているのでしょうね。
そういう方というのは、どこかに自分のペースでじっくりコミュニケーションできる場を確保しておく、という事が精神衛生上とても大切になるのだと思います。

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