外側に存在する

夢中になっている時というのは、その夢中な事以外の多くの事が煩わしく感じたり、どうでもいいように思えたり、重要ではないように思えたり・・・・夢中であるという事はその事だけに意識がいっている訳ですから、それ以外の事をないがしろにしてしまうというのも無理もない話。

食べる事、寝る事、休息する事、着替えや入浴、時には気配りや気遣いも。

イメージ的には、研究とか、クリエイティブな領域とかで起こりやすい現象でしょうか。

しかし、この流れというのは、なにも楽しい事や自分のやりたいことに夢中になっている時だけ起こる訳ではない。

なにかとても嫌なことがあった時とか、なんらかの陰性の想いに囚われざるをえない時とか、その一つの想いで自分の中が満たされてしまった時には、同じような事が起こる。

食べる事、寝る事、休息する事、着替えや入浴、時には気配りや気遣い、これらには当然意識は向かなくなる、自分にとって全く重要な事ではなくなります。

食欲がない、あまり寝られない、多くの事が煩わしい・・・・・陰性の想いで自分の中が満たされていて、その唯一の事に囚われざるをえない時ですね。

夢中で楽しく、高揚感の中にいて他に意識がいかなくなる時、辛さや不安に囚われざるをえない中で他に意識がいきようがなくなる時、どちらも、食べる事、寝る事、休息する事、着替えや入浴、時には気配りや気遣い、こういったものの外側に存在している時なのですね。