
神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
大人になった今でも
2017年10月05日 09:11思えば、子供の頃から常に不安や緊張と共にあったように思う、死にたいまでは思わないにしても、消えたいとか、自分なんか必要ないとか、そんなような事も時々は思った。
大人になった今でも、その不安や緊張といつも一緒にいるというのは、辛いことには違いないのだけれど、もしそれが同一化済みの自己だったとするなら、だから、不安や緊張と常に共に在る自分、というアイデンティティのような感覚、そう在るのが自分である、という想いの中で自分をギリギリ保っているという。
それをいきなり根こそぎ改善しましょう、というのも実は結構きびしかったりもするんじゃないでしょうか。
自分の今までの在り方や性格や対応方法を否定しなくてはいけないような気もしてきてしまうし、それはアイデンティティの喪失にもつながるし、暴露され指摘され、強制的に新たな物語をねつ造され、これも一つの暴力でもある。
まずは当たり前の事として肯定され、当たり前の事として優しく受け入れられ、緊張を開放しつつ、アイデンティティはそのままに、日常を送る中で随時、たかまった緊張や不安を開放し続けながら生きてゆく中で少し気持ちに余裕ができたように感じた時もし、変えてみたいと思える時がきたのだとしたらそうすればいいのだし、逆に長い間自分が置かれていた環境の中でもなんとか生き延びてきた自分、それは緊張や不安という犠牲と引き換えにという事ですが、その自分を誇りに思えるように徐々になっていってもらったっていいのだし。
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