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大人の偏差値?

2018年02月06日 17:47

いつだったか、先日テレビをつけっぱなしにしていたら懐かしいCMが耳に飛び込んできました、大物演歌歌手が歌う「この街で、一番、素敵で暮らしたい・・・・・・」というやつ。
あのCMが今でも流れているという事は、やはりあの価値観は色あせてはいないという事なのでしょうか。
というよりは、時代と共にその価値観は進化しているのか、それはタワーマンションというヒエラルキーへと。
学生時代は成績表や偏差値がありますから、それなりに確認しやすかったのかもしれませんが、社会に出てからは人々が拠り所とする明確な唯一の基準は存在しないですからね、そんな中で人と自分を何で比較するのか、どのように自分の立ち位置・・・・・・・レベルを確認し続けるのか。
それが幸せにつながるのであれば勿論そういう生き方もいいのでしょうし、逆にそうではなく偏差値の射程の外側で伸び伸びと自分を生きる事が幸せにつながる場合も人によってはあるのでしょう。
 一つだけ言えるのは、比べる生き方というのは自由な生き方という事ではないように思えます、人々が共有している幻想としての何らかの判断基準が必要、という事はその何らかに規定されている訳で、ちょっとその場所はシバリのある窮屈な領域なのかな、とかも思わないでもないですけれど、何かにシバられる事は安心にもつながるのでしょうし。
ああ、成功し続けている証として目に見える、人が羨むものを手に入れるという流れもあるのかな。
成功し続ける、経済的に非常に豊かになる、その時何がしたくなるのでしょうか、成功して経済的に豊かになるという事は自分がしている事を支持してくれる多くの人がいる訳ですね、まずはその事に対する感謝が芽生えて、その感謝の気持ちが根幹となりどのように自分を突き動かすのか、匿名での還元とか分配とかに想いが及ぶのか・・・・・・・・・・そんなふうに思えるようになるのはある程度年齢がいってからの事なのかもしれませんけれど。


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