子供のわがまま

スーパーのおもちゃ売り場の前で、祖父母を相手に座り込んでダダこねてる少年を発見！
興味深かったんでしばらく見ていました。
「なんで～？これ欲しい、買ってっ、買ってってば、みんなだって買ってもらったんだから」「なにいってんの～、この前も買って家にあるでしょ～」「あれじゃなくて、今度はこっちがいいのっ」と、まあ持てる力全てを出し切って猛然とアピールする孫に、困惑する祖父母・・・座り込みはどうかとも思いますが、僕も１回だけやったことあるんで。

結局おじいちゃんとおばあちゃんは根負けして、お店の中に入っていきましたが。
子供には、こういう一時期ってありますね、なんでもかんでも「あれやって、これ欲しい、あれ買って」と要求して「わがままばっかり言うんじゃありません」って叱られる時期。
全部の要求をのむのも、かといって一切の要求を却下するのもよくないですね。
子供のころの要求とは、愛情のバロメーターでもありますから。
要求とすることによって、そしてそれをどこまで受け入れてくれるかによって「あなたは私をどこまで大切に思ってくれていますか」とうことにつながってくるんじゃないでしょうか。
ある程度まではのんで、度が過ぎた事に関しては優しく諭す、というのが理想だと思うんですけど、忙しい時に言われるとついつい「わがままいってんじゃないっ」って怒っちゃいますよね。

僕は１回だけ伊東駅の前のヤオハンで、この座り込み作戦を決行し、３日目にしてやっとおもちゃのスロットマシーンを手に入れた経験があります。
あの時はなんであんなに粘ったんだろうか、たぶんね、試してみたかったんですよ、どこまで要求が通るのか、けっこう意地になってたし、そんなに欲しいおもちゃじゃなかったし・・・物はなんでもよかった。

大人になっても、この心性が色濃く残っている方も、たま～にいらっしゃいますね、大人の場合は物だけではなくて気持ちも、ということになるでしょうか。
大人の場合は、要求が通るのなんてせいぜい最初の２～３回がいいとこなんじゃないですかね～。