神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


居心地のよさとは

2015年11月25日 09:30

木々に囲まれた中、小さな噴水を中心とした円形の広場。
放射線状に石畳が敷き詰められている。
静寂の中に点在しているベンチのところどころには、想い想いのひとときを静かに過ごす、あまり多くはない数の人達。
日差しは柔らかく、おだやかに吹く風は少しだけヒンヤリとほほをさす。
向かい側のベンチで、男の子が母親を前に、おどけたしぐさを始めたようだ。
破られた静寂の中、読みかけの本から顔をあげて、目を細めて少年に微笑みかける青年。
紙のカップに入ったコーヒーを片手に、手を振り笑いかける初老の男性。
男の子はみなの注目を浴び、さらに得意げにおどけ続けている。
男の子を中心とした、見ず知らずの、ただその各々の時間に、ベンチでひと時を過ごしていただけの人々の間に、ほんの微かな意識の連携が発生しているようだ。
お互いを意識しすぎる事もなく、言葉を交わす訳でもなく、しかし、明らかに善意にもとづいた、微かな心地よい連携が発生しているように思う。

居心地のよさとはなんだろうか? と、湧き上がってきたイメージを書きとってみたら、こんな感じになりました。
人それぞれ、どういうシチュエーションが居心地がよく感じるかというのは全く違うと思うのですが、僕の場合は今の心境としてはこんな感じのようです。
一人でいる事が、そんなに苦ではない人というのは、もしかしたらこの感じを理解してもらえるのかもしれません。


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