神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


弱音・・・・・・。

2018年07月03日 10:21

強いものに手を貸したくなるのは何故なのか、支えたくなるのは、理解したくなるのは、守りたくなるのは、何故なのか。
それはたぶん、強く在ろうと頑張っているというか、耐えているから、強い自分であろうと常に一人で耐え続けているから、何事もないような顔をしながら。
外傷を打ち消し続ける、不安や恐怖を打ち消し続ける、こうあるべき自分、プライド、自分と戦い続ける、その為の効果的手段の一つに、意思を明確にし自己を保ち、強く在ろうとするという方法がある。
弱みは見せずに、泣き事は言わずに、傍からは何の迷いもなく行動しているように見えるその裏側で、孤独の中において常に不安と戦っているからこそ、理解したくなるのでしょうし守りたくなるのでしょう。
弱さを曝け出せるのが本当の強さだ、などという耳触りのいい常套句は関係ないと思います、それは設定でありプレーや演技でもある。
ただ、緊迫した精神を解きほぐしたその先でしか得られない貴重なもの、その人なりの実感や変容や新たな価値観のようなもの、新たな生成というのは確実にあるように思いますし、その時人生は今より少しだけ楽しくなる、心身も軽やかになる。
実感として・・・・・「強いものこそ、強く在り続ける為に守られるべき」という見方もあるように思います。

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