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心、裏にそっとあるもの。
2016年02月14日 09:42決して悪い意味ではなく、常套句や一般論的な言葉が適用できている時、それは大きな問題が起きていない時、とも言えるのかもしれません。
そういった言葉は、上からというか表からというか、こうあるべき?なんていうのかな、押しつけがましさとでも言うのかな・・・・、ちょっと上滑りしやすい正論を装った違和感、みたいな感じ。
人はこうあるのが正しいし理想的、みたいな幻想的な話の場合もあるので、そう言った言葉を聞いて、イラッとしたり、シラケたりしない限りは、あまり大きな葛藤は抱えていない状態、ともいえるのかもしれません。
ーー幻想のイメージって、映画のワンシーンとかっぽくて、現実離れしていてキラキラで綺麗だったりもしますねーー
こういう状態の時は、人を表から見る見方という事になるのかな、ご自身で何とかできる訳ですから、それがいいです。
もう一つ、人を裏から見る見方もあると思います。
「これこれこういう状況に置かれて、自分はこんな風に思った、しかしこれは一般的には間違っているのだろうか?自分の考え方はおかしいのだろうか?」
「うまく言えない感じのソワソワがあって、夜いきなりオチたりとかワーってなったりとか、フワッとしたりも・・・・」
こういう場合は、裏から一緒に見ないと一切語れませんし、心理的な一般論等は意味をなしませんし(僕自身も、そういった視点から判断されて分かったようなフリをされるのが好きではないのですが)。
状況によって、そう考えるのは当たり前で、それはごく自然な対応だし、試行錯誤や忍耐努力の結果だし、間違っていない、と。
ここが出発点になるんですね。
人の心は、表に晒している訳ではなくて、あまり人には見せないで、裏にそっとあるものな訳ですしね。
表からいくらこうあるべきと語っても、それは個性や状況を無視して無理やり引っ張り上げて型にキッチリはめようとする行為にしかならず。
やられる方は、根拠が不確かで不思議な正論の押しつけに終始されて、納得いかなかったり、無理やり自分を納得させたり、視野が狭くなったりするんじゃないのかな、と思います、なにより表からの共感の身振りって、すぐバレますし。
不安・強迫・パニック、長く続く憂鬱、怒りや妄想様観念、身体的な違和感、その多くは自分の裏側にある心で起こることですしね。
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