心の中の空白

誰もが、感じる事によってのみ在る事が出来る心というものの中に存在する空白「自分は何の為に生まれてきたのか？何の為に生きているのか？」という決して唯一の正解を見出すことの出来ない、生きている限りつきまとい続ける大問題、いくら科学が進歩しても唯一の正解にたどり着く事は不可能なように思います。
ああでも、ずっと先の未来、遺伝子操作のもとで人間が生まれる、というよりは、生産される世の中が万が一到来してしまった場合には・・・・・・システムによって生産される人間、というか命、システム＝社会、社会の要請のままに生まれさせられる人間、操作され組み込まれる遺伝子、その個体に社会でどのような役割を担わせるのか、あらかじめ決定されている、担わせる役割に適するように遺伝子を操作し生み出される、そういう世の中なのであれば、自分は何の為に生まれてきたのかとか、生きている意味はとか、一切考えようがない、あらかじめ社会から、社会システムの一部を担う何らかの役割を与えられて生産されたのでしょうから、というと語弊がありますから、生まれさせられたのでしょうから、と言い直します、そこでは始めから意味は与えられている、そしてその環境に即した新たな倫理は捏造済み、その一番の効果は不平等という言葉の抹消と与えられた役割に徹して生きる事の美しさ。
すいません話があらぬ方向に逸れました、今はこう言うＳＦではなくて目の前の問題をイマジネールの領野において考えるという事。
話を元に戻すと・・・・・・・その空白は人それぞれ思い思いのもので埋められる、仕事であったり、与えられた役割であったり、なりたい自分、希望、理想、野望、社会的な立場・・・・・・・・・・・・何で埋めるのが理想的なのでしょうか。
やはり究極的には愛、愛でその空白を埋めるのが理想的であるように思います、それが一番安定する。
自分は愛する為に生まれてきた、自分は愛される為に生まれてきた、これを実感する事が出来ると大きな安定を得る事が出来るのでしょうね。