神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


思考のベースになるもの

2017年08月02日 12:51

時々話にのぼる、何をベースにしてものを考えるか、というのは・・・・・やはり、人それぞれに合った理論とか、そんな様な事にはなるのだと思うのですが、色々かじってみて、自分に合いそうなもの、ただ合うだけではなくて、頭で理解するだけではなくて、腑に落ちたもの、さまざまな理論がある中で、自分の腑に落ちたものというのが唯一、使い勝手がいいように思います。
僕は、精神分析であればラカンやクラインやビオン。
哲学、というかポストモダン以降の思想だと、フーコーやドゥールーズ、ドゥールーズはとにかく前向きに考えさせてくれるのでかなり重宝しています。
あとは社会学とかシステム論とか工学系や脳科学も少々。
ベイトソンの学習理論とかマトゥラーナのオートポイエーシスもかなり使い勝手がいいように思います。
あとは今の時代を考えるのにはサブカルチャーの文脈というのはかなり効果的であるようにも思います、それからアートの世界で村上隆さんのスーパーフラットとかも。
他にも使えるものは何でも使いますが、絶対的なベースはやはりラカンなので、そしてこれはなにか自分の性に合っているようにも感じていて、それは多分、何事もとりあえずは、手に取って裏返してみないと気が済まない、という性分。
上記以外でもとにかく腑に落ちたものは何でも使うのですが、全ての理論をそのまま使う訳ではなく、こういう時代の産物というのは、時代の変化に合わせて組み替え続けるべきなのでしょうし、だからさまざまな理論を折衷したり、ケースバイケースでいいとこ取りしたり。
僕の場合はこんな感じなのですが、ひとそれぞれ、性に合った考え方というのは、さまざまなものをかじってみる中で、徐々に見い出せるのだと思います。
・・・・カウンセリングの時というのは、これはまた別の話で、まずは一旦自分を白紙に戻します。

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