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感情というウイルス

2017年04月09日 19:49

一つの事に集中して目の前の業務を確実に遂行しようと、いくら心掛けたとしても、今の世の中、少ない人数で効率を追及し、より多くの業務をこなし続けていかなければならない職種や会社の状況というのも実際にはあるのでしょうから、これはなかなか難しい事である場合も、ないことはないのですね、ジックリ取り組んでいるとチンタラやっていると思われてしまったりとかも。。
否応なくマルチタスクでこなしつづけなければならない、そうしないと追いつかないという事もある。
マルチタスク、この時に排除しなくてはならないのは、コンピュータがそうであるように、感情。
環境から自分が切り離され一つの事に集中するというフローではなくて、様々な業務をこなし続けている自分そのもの、というものに没入してゆかなくてはならない、自分の業務上環世界そのものがフローの対象になるのか、自分が関わっている業務全てが、自分が存在しなければ作動しようがないシステムであると捉えればいいのか。
そのシステムに感情を持ちこむことは、ミスを生産してしてしまうという事にもつながるでしょうか、そしてそのミスが新たなミスを再生産してしまうという悪循環にも・・・・・コンピュータで言えばウイルス・・・・感情がウイルスの役割を果たしてしまう。
逆に考えれば、マルチタスクで作動している人が、ちょっとしたミスを犯す、それは人間味という言葉に還元できるのかもしれないですね、コンピュータが持ち合わせていない感情というものを排除しきれなかった結果なのかもしれないですから。
業務遂行中、部署の全員が感情を排してマルチタスクで作動している時、その環境は冷徹な殺伐とした雰囲気になってしまうのかと言うと、そんな事はなくて、非常に充実した強固なシステムとして作動している、有能なチームとして一体感のもとに在る、システムの構成要素としての個人は完璧に作動している事に高揚感や満足感や達成感を無意識的に感じてもいる。
そんな中で万が一、ミスをして不本意にも人間味を発揮してしまった人がいたとしたら、そこは暖かく受け入れてあげれば「やっぱり感情があるからね」とフォローしてあげれば・・・・・・・・って、なんの話をしているんだかよく分かりませんが。
ここまで大袈裟な話ではなくても、実際に感情を介入させる余地が一切ないくらいに業務に追い立てられている、時間に追い立てられている職場というものありますし。
マルチタスクで業務をこなさなくてはならない環境に置かれている場合は、ミスを避けるためにもある程度は、もしくは徹底的に、感情を排除しなくてはならないのだと思いますが、業務を離れた時にはちゃんと自分の感情を取り戻して下さい、精神衛生上もその方がいいです。


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