神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
感情を迎えにいく
2016年03月24日 09:21理屈では、頭では、行動を起こさなくてはいけない、先へ進まなくてはいけない。
こういう事は分かっていたとしても、なかなか体が動かない、ついていかない、こういう時ってあります。
頭では分かっているんですけどね、なぜか動けない、というかあんまり動くという意識を働かせないようにもしているのかな。
こういうのは、やっぱり感情の部分が、たぶんあんまり納得いっていないというか、まだ未練を感じている時なのかもしれませんね。
こういう時こそ「あなたの感情と向き合ってあげましょう」みたいな言葉が生きてくるのでしょう。
何かを失いつつも、それ程居心地が悪くなかったようにも思えてしまう場所。
事実が判明してしまうと、うすうすは感づいていた事が明確に認識出来てしまうような事。
いままでもそんなに不満はなくて、まあまあだったんだけど、次のステップに進んだ方がいいと頭では分かっている事。
少しだけ感情の方が「えーっ、いきなりじゃん、ちょっとまってよ、ダダこねるよ」って言っているのかもしれませんね。
感情のもとの部分は子供のままなのですから、これは誰だってそうですよね。
だから、感情がしゃがみこんでいる所に自分が赴いて、そっと対話してあげるといいです、今までのこと、よかったこと、楽しかったこと、得たもの失ったもの、悲しかったこと・・・、感情が納得いくまで優しくゆっくりと対話してあげるといいです、時間をかけて。
そして、お互いが納得できてから、一緒にまた歩きだせばいいと思います、歩きだして新たなものを作ってゆくことは、今までの経験に意味を持たせる事にもつながりますしね。
理性も感情も、どちらも大切な自分ですから。
感情に向き合おうと思う事だって、一大決心だったりもするんですけどね。
こういう時の感情のあり方って、言ってみれば、夕方お母さんを一人で待つ子供のちょっと寂しいイメージに近いのかな、と思います、だから、優しくしてあげて下さい。
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