神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


憂鬱さを打ち消すための

2015年01月01日 09:40

2015年だそうです。
コンピュータの2000年問題云々・・・、と言っていたのは、つい最近じゃなかったでしょうか。
紀元前を含めなくても、もう2000年以上経っているんですね。
この事に考えが及ぶと、僕はなんとなく憂鬱になってしまいます。
日本人の平均寿命が80年として。
仮に平均寿命まで生きながらえたとして、1920年に生まれた人なら2000年までの人生を生きると。
そして、その人が亡くなった後も、西暦は2001年2002年・・・・・2015年、と続いてゆくという事で。
その、2000年になくなった人の意識は2015年の今、どうなっているのでしょうか?        亡くなるという事は、意識もなくなるのか、完全に消滅してしまうのか、自分が産まれる前と同じ状態になるのか。最大の問題です。(でも、意識の一部の様なものは残って欲しいと思ってしまいますが)

カウンセリングという仕事柄、僕自身、無神論に立つべきだと思っているので。
(墓参りや、仏壇に手を合わせることは、もちろんしていますが)
悩みを抱えた人と、これからの対応方法を考える時には、人間の現実的に思考の及ぶ範囲で対応しないと、最後は神頼みになってしまう危険があると思っていまして。
そういった事は僕の範疇ではないですし、宗教家の皆様にお任せするべきでしょうし。
また、そういった宗教的な事で癒される方も、たくさんいらっしゃいますし。
だから、無神論に立つと決心した時、必然的に、死後はどうなるのか、という人類最大の疑問といっても過言ではないものについて、思いを馳せる事を禁止したという事だと思うんです。
だから、その問題に思いが及びそうになると、すごく憂鬱になるんだと思います。
僕のような平凡な人間に、唯一できるのは、死語の事は、誰かが解明してくれるという事を期待しつつ、自分に与えられているであろう時間を、精一杯生きる。
という事だけなんでしょう。
なんか、さみしいです。
そしてそのさみしさを打ち消すために、自分の時間を充実させようとするのかもしれません。

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