
神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。
手助けする時
2018年05月23日 17:04その人を心配して、その人の為に何かをする時、手を貸すとか助けるとか何らかの行動を起こす時。
その人の事を思っているのであれば、その時は自分などというものには意識は向いていないはずですね。
それなのに、その人の為になんらかの行動を起こす直前に、その人に説明する、自分がどんなにあなたを心配していて、あなたが大変だろうから自分はあなたの為にこんなことをしてあげたい、手助けをしたい、という事を時にはまわりくどく長々と、そして恩着せがましく、まるで感謝を要求しているかのよう。
これは「その人を心配している自分」というものが大好きである、という事を宣言しているに過ぎない。
その人が困っていて、それを助けたいのなら、普通は自分には意識が向かない当たり前の中で、ただ行動するでしょ、べつに感謝されたいとか見返りとか考えないし。
何かをしてあげる、などという思いは必要ない、そして、何かをさせていただく、などという妙なへりくだりや謙虚さも必要ない、妙なヘリくだりは傲慢さに行きつく、ただ、そうしたいから自然にそうするだけ、という事でいいのではないでしょうか。
・・・・・・・そして手を貸した後は何事もなかった事にして、普通にしていればいい。
何事もなかった事、というのは大切で、これは何事もなかったかのように、とは決定的に違う、何事もなかったかのように振る舞う、その時、そういう態度をとっている自分はカッコイイ、という自己愛に満たされている、そうしながら実は視界の隅で感謝を期待している。
—————