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振り回されるタオル
2014年12月20日 09:17話をしていて、なんでだかわからないんですけど、ふと学生の時、付き合っていた彼女に、フラれた時の記憶が蘇ってきました。
まあ、そっち系の内容の話だったんで、当然といえば、当然なんでしょうが。
付き合いだして、ほんのひと月もしないうちに、いきなりフラれました。
「つきあって」といわれて、「ハイッ」と元気よく付き合いだし。
ウキウキしてたのは2週間くらいで。
「やっぱ、ムリみたい」といわれて、「あらっ?そうなの?」と、訳も判らずにフラれて。
なんの理由も、説明されないままに。
でも、きっとその人の中の僕に対するイメージと実際の僕が違っていたんでしょうけど。
いきなりだったんで、結構へこみました。
二か月くらいは落ち込んでいたんじゃないでしょうか。
この時の経験は、数十年たった今でも、思い出す事が、たまにあります。 フラれた事はこれ以外にも何度もあるんですけど、何故かこればかりが思い出されます。
ある時、テレビで、湘南乃風のライブ映像が流れていて、その時に、いきなりこの記憶が想起されたことがあるのですが。
あれなんですね、ライブでタオルをブンブン回しているシーンってありますよね。
あのタオルに感情移入してしまったようなんですね。
相手の都合だけで、思いっ切りブンブン振り回されているところに・・・。
まあ、自分が未熟で薄っぺらだったから思いっ切りフラれた訳で。
今となっては、学生のころのいい思い出の一つなんですけど。
一般論として語れるのかどうか、判りませんが。
僕の場合を振り返ってみると。
学生、特に思春期の頃って、親離れしつつ、それ以外の自分の置かれている環境に受け入れられるかどうかという事が、すごく重要だったように思います。
僕の場合は、同性相手の時は、普通にヘラヘラしてれば、それでよかったんですけど。
異性から、否定されるのは、相当きつかったみたいです。
これは、多分、例えてみるなら、幼少期に母親から拒絶されることに、匹敵するような状態なのではないかと。
これは無理もない話のようにも思えるんですけど。
思春期のころの、最重要課題でもある、家続以外の人間関係を築く、という事に、つまずいたように感じてしまう訳ですから。
学校や友人関係以外に目を向ける事は、僕の場合はまずなかったので、必然的にすごく狭い世界で生きている訳ですよね。
その狭い世界の一角が崩壊するという事は、それはもう一大事だと。
いや、思春期の頃に異性と付き合うという事は、その事に相当依存するわけで、自己を確立する上で、最重要な事なのかもしれません。
○○さんと、付き合っている自分が、自分の全てみたいな感じで。
だから、狭い世界の一角ではなく、はじめは一角だったかもしれませんが、知らず知らずのうちに、自分の全てみたいに感じるようになって。
こういった、自分が身を置いている環境から否定される経験って、大人になってからも、味わう事ありますよね。
そんな時は、どうなんでしょう。
そういった状況になればなるほど、視野を広く保つという事も、有効な手段になってくることも、あるのでしょうか。
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