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普遍的母性

2021年10月05日 18:30

母性的な社会、優しく包み込んでくれる社会、そっと手を差し伸べ寄り添ってくれる社会、要求に応え続けてくれる社会、これは今後も僕らの心地よさを目指してもっともっときめ細やかに発展してゆく、科学を通じて様々な便利が生み出され続ける、まあこれもハッキリ言い切ってしまえばアメとムチの、アメである事は間違いないとは思いますが。

発展する母性に対して、父性はどうなるのでしょうか、勢い・膨張・秩序・法・切断・断罪、これらの中で社会が内包するべき父性はやはり倫理的なものであったり、もしかしたらイデオロギーに近い概念なのかもしれませんけれど、特に倫理的なものというのは状況や環境、その時その時の社会が発展する為に必要なファクターによっていかようにも変容する。

異物を排除するのが父性、それに対し今叫ばれ続けている多様性、この多様性を歓迎する母性、こんなふうにも言い換え可能なのでしょうか。

こう考えると母性的な社会というのは歓迎されるべきもの、じゃあこの多様性の歓迎を推し進める為の監視役検閲役として父性的な秩序を利用すればいいのでしょうか。

と、話は逸れ続けましたが、母性というのは不変、父性はご都合主義的に形を変え続けるという、自明。

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