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本当に「悪いのは自分」なのか・・・・

2017年04月20日 08:40

逃げ出せない環境の中で、独特の価値観に基づいて論理的に責め立てられ続ける。
逃げ出せない環境とは、職場もそうなのかもしれませんし、家族もそうなのかもしれませんし、友人関係や恋愛関係の中でもそうなのかもしれません。
逃げ出せない環境であると思い込まされている場合もあると思うのですが、そう思わされてしまえば、それは逃げ出せない環境として成立してしまうし、そこには思い込まされているのだという自覚は殆どない、多少の違和感はあるにしても。
独特の価値観というのは、それを声高に主張するものを正当化する為だけの、そして力関係を構築して相手を操作する為だけの、第三者から見た時には、非常に無理のある、穴だらけな、なにか突拍子のない屁理屈でしかないのですが。
それを聞かされ、責め立てられた当初には、反論したり、大きな不満を抱いたりもしたのでしょうが、言い続けられているうちに次第に追い込まれていってしまう、屁理屈に屈服してしまう。
反論のしようがないとも言えるのか、それは自分の今までの常識の枠外の、思考の届く範囲外の素っ頓狂な、それを言うものを正当化する為だけの屁理屈。
逃れられない環境であると感じていればいるほど、その理不尽な責め立てや不条理を、受け入れてしまう、そこが自分の居場所であると認識していればいるほど、そこで自分は生きなくてはいけないのであれば、その理不尽を受け入れるしかない、もっと言えば、理不尽であるという想いを打ち消すしかない、この時には当然、自分を大切にするという意味での自己愛というものも大きく傷ついていますね。
どうやってその理不尽を受け入れるのか・・・・・・「悪いのは自分である」と自分に思い込ませることによって、という事になるしかないのですね。
その環境外の相談相手でもなんでもいいですから、決して客観的な視点を失わない方がいいと思います、自分を保ち続ける為に。

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