神奈川県藤沢市城南 東海道線沿線のカウンセリングルーム。辻堂駅より国道一号線方面へ徒歩12分。10:30~21:00、年中無休。


本当の自分を探す時

2017年06月17日 21:00

会社、学校、地域、参入している環境の一構成要因として自分が作動・機能している時、役割を果たしている時、そこでの自分の在り方に違和感や不満を覚える、大きなストレスもかかりますね。
そんな中で「本当の自分ってなんだろう・・・・・」と思う事もあります。
与えられている、もしくは割り振られている、自分の役割、それがあまりしっくりこないとか、すごく無理してそう在ろうと、周りの要請に応えようと。
自分の今の在り方に違和感や不満さえ芽生えなければ「本当の自分・・・・」という事に意識がいくこともなかったのだし、今の在り方そのものが自分だった、そこに懐疑は生まれようがない。
本当の自分というのは、場合によっては、そしてその人の置かれている状況によっては、今の環境や自分の役割に違和感を感じた直後に、事後的に芽生える想いでもあるのですね。
そんな中で、本当の自分について考えてみても、なかなか探り当てられないことも多いです。
考え方の一つとしては、自分というのは環境の中での在り方としてしか見出すことが出来ないのであって、もともと本当の自分云々・・・・というものはどこを見渡してみてもなかなか探し当てる事はできない(僕らは何らかの意思や目的をもって何処かから自発的積極的に生まれてきた訳ではないのでしょうしね、当たり前の事ですが)。
だからこそ、変わるには環境を変えるといい、と言われるのでしょう。
ただ、会社や学校、環境というのはそうやすやすと変えられるものでもありませんね、あと、効果的なのは、今の環境に対応しながら新たな要素を取り入れる事、これは考え方でも表現の仕方でもスキルでも、なんでもいい、付き合う人を増やすのもいい、付き合う人を変えてしまうと周囲からよく思われないでしょうから、徐々に増やすのがいい。
「本当の自分」を探すのもいいと思いますし、あとあれもいいのかな「どういう自分になりたいか」という事を思ってみる、これはアプローチの方向が違うだけの場合もありますし。
「どういう自分になりたいか」と思う事の方が希望につながりやすいですね、発展的でもあります、逆に考えれば「本当の自分ってなんだろう」と思っている時というのは、かなりオチている状態であったり、挫折した直後であったり。
まずは安心する事が必要な時なのでしょうね。
この考え方は沢山ある考え方の中のほんの一つ、個人個人に合ったオーダーメイドの考え方、それは、だから、悩んでいる人の数だけの考え方があるという事。

—————

戻る