本当の自分

本当の自分、というのはどこにいるのか、自分のどこを検索すればその、本当の自分というものに出会う事が出来るのか。
社会生活を送っている自分、一員として社会に対応している自分、極論すればそれは強制的な自分という事なのかもしれない、要求に応える自分、規定される自分、こうあるべき自分、こうあり続ける事によって社会から承認を得る事が出来ている自分、その承認によって保たれている自分。
アイデンティフィケーション、１００％その強制的な自分に同一化しているという事は決してない。
だからその強制力の副作用として取りこぼす要素というのがもしかしたら、本当の自分と認識可能なものなのかもしれませんけれど。
強制の効果としてなにを取りこぼすのか、たぶんそれば感情。
社会的役割を果たし続ける中で、取りこぼし続ける感情、それは多くの場合どちらかというと、ネガティブな感情。
もし本当の自分というのがネガティブな感情の集合体でしかないのだとしたら、そんなものを敢えて検索探索探求する事に何の意味があるのか。
意味はある、両極があってこそ落としどころを探る事が出来る訳ですし。
納得して生きる上でも、ネガティブな集合体と向き合う時間を設けた方がいい、それは、１００％安心して素の自分でいる事が許されている環境の中において。
本当の自分、あくまでも僕の場合はという事ですが、それはただ駄々をこね甘え続けるだけの、厄介なクソガキでしかない訳です。
だから常に、大人の自分に言い聞かされ続けていたりもしますし、その結果ふてくされたりもします、そしてふてくされているクソガキのエネルギーというのは何故か、大人の自分の推進力になっていたりもします。
・・・・・・・・単なる、沢山ある考え方のほんの一つとしてということです、本当の自分についての見解など、どうでしょう、多分１００位はさらっと書けてしまうのでしょうし。