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気合いと根性と誠意

2016年02月06日 09:27

だいぶインフルエンザが流行しているんでしょうかね。
僕も何回か罹患した事ありますけど、一番印象的だったのは、30才位の時。
正月休みの終わり頃に発症して仕事始めの日、僕としては取引先に新年のあいさつ回りに行くのは、熱が何度出ていようと当たり前の事のように思っていて。
病院も新年はちょうどその日からだったのかな。
だからお客さんのところに挨拶してから病院行けばいいやと思って、気合い全開の乖離状態のままあいさつ回りへ。
そういう時って妙にテンパってシャキーンってしちゃいます。
「あっ、おめでとございますぅ、こどしぼよろしくべろべろべろ~ん」とグダグダのあいさつをフワフワとして。
「おぉ、おめでと、どした調子悪いのか?」って聞かれて。
「インフルっすぅ、で40度は出でなんで、ま・・・・」となって。
「く、くっ、来るな、挨拶とか、いいからこっち来るなあ、離れろ、いや、帰れっ、医者だ」

この時初めて気が付いたんですね、インフルになっても根性で新年の挨拶を欠かさない誠実な僕、っていうのは、もしかして相手にとっては近寄って欲しくない驚愕でしかないんじゃないか、と。

そうなんですよね、インフルにかかっちゃうのは、いくら気を付けていたとしても、いってみれば不可抗力みたいなもので、仕方がないことなんでしょうね。
だから、そこで気合いで責任を果たそうとするんじゃなくて、治るまで人前に出ないという責任の取り方をしないといけないのでしょうね。
まあ、今の時代はみなさん百も承知の事なのでしょうが。

僕はなぜかあの時「具合の悪さを押し切って気合いと根性と誠意を見せる自分て・・・・」とか思っちゃったのかもしれません。

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